鰹節(沙耶)
ああ なんだか本格的に せつないなぁ 笑笑っちゃうほど笑っちゃえるほど?そうだよその通りだよなんか自分は相当 かつおぶしいや そういう意味じゃないよこういう意味でもないただ にじみでる鰹節最後の一滴まで 濃い味がするよそれが 困るんだねそれを 自覚してるっていうのも また困る削ってほしくもない水もほしくないただただ乾きたいただただほうっておきたいただただ目をつむっていたいどっちか 片寄るだけでいいのにそんなの鰹節でもないでも鰹節なんだ切ない鰹節だ私は切ない鰹節だ世の中の サイクルは どうかしてる逆回転にしたら 夢も 現実も ぐるぐるするんでしょそれがいい それこそがいいって回転しながら堂々と言いたいなんか なんか なんかははほんと かなしいねえ泣けばいいって もんじゃ ないのよ鰹節 なんだから--なんというか みなさん 何色の濃さですか?わたしは多分 うす茶色の濃さ心地良いわけでもないけどここに安住してる本当です本当です上も見ないし下も見ない前は見て 後ろも見てしまうから困っているだけのハナシいやべつに困ってもない心臓のなかの ホンモノが 私がうごくたびに 場所を正そうと動いてるだけただ どかないんだ吸収合併なんというか 満足は しなくて いいんですよ世界は 一つじゃ ないんですよそれと 目と 手は ちゃんと 持った ?忘れ物の お知らせが 多いと思うのそれはなんでかってそれは 自分で 考えてモノは 与えてもらうんじゃなくて 利用するためにあるんだなんでも 上の表皮の部分 スコップでかっさらって自分の味付け自分の色スコップ 一カ所だけにがつがつすんのってなんか みっともないよ味気ないし 恥ずかしい目と 手は 持った ?腕を ふりまわせばどっか当たるよそれで幸いそれが幸い鰹節なんだから