カテゴリ:アトリエ
月曜に、アトリエにてほるぷ絵本館の絵本講座がありました。
沢山の子育てに役立つ素敵なお話や絵本の紹介があったのですが、 その中で、特に私が心に残ったお話や絵本について紹介したいと思います。 .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* ・性格(内向的か外向的か、神経質さなど)は遺伝的要素がきわめて高いので、 子供が育ちたいように育てること、サポートしてあげることがとても大切だということ。 ・同じ本を何度も読んであげることが大切 図書館もさらに追加なら良いけれど、何度も読みたいときに読める本はとても大切。本は文化的財産。 産まれる前に100冊は用意、産まれたら100冊、年齢1歳ごとに+100冊くらいを目安に良い本を家に置いてあること。 これをやり続けていると、小学校に入ってからの絵本離れもなくなってくるとか。 ・小学校1年の授業45分のうち、集中できる時間の平均は5,6分しかない。 絵本の読みきかせをしている子は6000語、 TVつけっぱなしで本のない家庭の子は、1000語・・・授業で何を言っているのかわからなければ集中できるはずがない。 ・絵本の選び方、読み方 買ってあげても聞かない、と言う方のために・・・ 絵本が年齢に合っているかどうか、ちょっと幼いなと思うような絵本がいい 良い絵本を選んであげること(ほるぷなどの選書になっている本当に良質の絵本なら大丈夫) そして読み方も、ベビーの頃は母親語(高い優しいトーン)は本能的に子供が一番聞き取りやすいと科学的に実証されている。 お父さんの低い声は、おばけの絵本や科学の絵本、生命の危険などを教えていくことに有効。(父親には母親とは違う大切な役割がある) そして、読み方はゆっくりと。 .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* 絵本「おおきなかぶ」接続詞に、とてつもなく、それでも、まだまだ、やっと・・・こういう言葉の意味を、言葉で説明するのは難しいが、絵本だとすごくわかりやすく覚えられる。 「はらぺこあおむし」では、食べ過ぎるとおなか壊すことなど学べるが、しつけに絵本は使わないこと。こうさせたいからと読まないで、お話の世界を安心して楽しむようにするのが良いそうです。 松谷みよこさんの赤ちゃん絵本は、生まれたばかりの赤ちゃんに読んであげる最初にできた絵本らしく、何度も何度も読んであげることが大切で、0歳の赤ちゃんがちゃんと目で追って喜んでいるとのこと(さあちゃんも産まれたときから何度も読んであげましたがすごくすごく喜んでました(^。^)) 「のせてのせて」は、トンネルから出た!おひさまだ!ですごく喜ぶのは、トンネルは知らなくても暗い所から明るくなる嬉しさは赤ちゃんも理解できるのだとか。 「しろくまちゃんのほっとけーき」には、エプロンが3枚色が違っていたり、窓からこぐまちゃんを呼んでいるので家が近いのかなぁ?と子供が思ったり、3枚ホットケーキを皿に盛っているから、3回ぽたーんドロドロ・・を読まなきゃ!など、子供が思うこと、発見することが沢山あるのだとか(^。^) (だからといって、親があれこれ質問しちゃいけないのだとか) その他、必ずそろえて欲しい絵本18冊の紹介がありました。私も全部持っている絵本ばかりでした。 .。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:*・゜☆.。.:* 小学校になった頃にとても大切な絵本 脳幹に腫瘍ができて少しずつ動けなくなっていく、かすみちゃん。それでも車椅子を押してくれるお友達の心を気遣っている 「私たちのドビアス」と言う絵本は、4人目の弟が障害児として生まれ、施設に預けようと思うと親が話すと、3兄弟が怒り、自分たちと一緒に住みたいと。障害者は普通の人を恐れ、普通の人は障害者を恐れている様子を見て、兄弟たちは、ドビアスのおかげで私たちは障害者を恐れずにいられる・・・と言ったお話で、 残酷な少年犯罪を犯した少年の更生に使い、こんな家庭もあるんだな・・・という言葉が出て来てから自分の罪を深く反省するに至ったのだとか。 「はせがわくんきらいや」からだが弱いはせがわくん、いつでも足手まといになるし、みんなでおんぶすることになったり、喜ばそうと虫をとってきたら、虫きらいと言うし、なんでや! ミルクにヒ素が入っていて沢山の子供が亡くなり、はせがわくんも体が弱くなったとのこと。 関西弁が余計に心に響いて、そして作者がこのはせがわ君 小さいときに高熱が出て手足がうごかなくなったきいちゃん。ママから姉の結婚式に出ないで欲しいと言われたが、ママは毎日4時間かけてきいちゃんに会いにきている。姉は結婚式にきいちゃんに来て欲しいとのこと。姉は結婚式のスピーチで「親と暮らしている私を恨んだこともあるでしょう、それでも私に浴衣を作ってくれたんです、妹は私の誇りです。」 ・・・これらの絵本紹介の間恥ずかしながら私、大泣きしてしまいました(^_^;) その他、全部で22冊紹介がありました。 こういう絵本を読むことで、自分の嫌なことをたいしたことじゃないと思える・・・誰でも辛いこと沢山ありますが、そのときにこういう絵本をしっかり読んで心に刻み込んでいること、苦しみを乗り越える大きな力になる気がします。そして、思いやりをもって行動できる豊かな心が育つ気がします。 子供にはもちろん、大人にも良い絵本ですね。私のためにも、これらの本はそろえて、子供と一緒に私も成長したいと思っています。 とても学ぶことの多い講習会でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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