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テーマ:新米花屋の独り言(478)
カテゴリ:仕事のこと
今日仕事に行ったら、3年前にお店を辞めた先輩がお子ちゃまを連れて花を買いに来てた。
先輩「さやちゃん~」 さやさや「あ、あ、ああああ!!!」 先輩と一緒に仕事をしたのは4年前。一緒に働いたのはたった1年間だったけど、まったくの初心者で働き始めた私の、花屋としての心構えの基礎を植えつけてくれた人だ。 厳しくてそしてとても厳しくてすんごく厳しくてw 魔の火曜日(火曜日だけ一緒だった)になると、半分憂鬱、そして半分気合い入れまくりだった。 「私はやらないよ?やってみな」 「これくらい出来るでしょ?」 「これ1つ取れただけで商品価値なんてなくなるんだよ、わかる?」 「こうやれば時間も手間も短縮されるんだよ。もっと考えてやりな」 と、何も出来ない私を半泣きにさせてくれた人。 もちろん反発なんて出来るわけがない。だって花屋として素晴らしい人だったんだもの。 そして勇気もあるよ。花の組み方もろくに出来ない私に、花束を作らせてお客さんに売っちゃうんだもん。もちろん出来たものには厳しいチェックが入る。 スポンジが水を吸い込むかのごとく、そのチェックを全て聞き逃さないようにしてたっけ。 この人がいなければ、今の同僚たちのようにぬるい仕事の仕方をするようになってただろうなぁ。 同僚Aが先輩の花束を作っているときに、アレンジの注文のお客さんが来ました。 なんてことない小さくて普通のアレンジ。 今まで何百と作ってきたはずなのに、先輩がそばにいると思っただけで緊張する。 オアシスをセットするだけなのに、手が震える。 作り始める前に同僚Aが花束を作り終わり、「じゃあね!」と先輩は帰っていきました。 正直ほっとした・・・w あのときの緊張感がよみがえってきたよ。 幸せそうなお母さんの顔になった先輩。 そして未熟ながらもお客さんの前で笑顔で作れるようになった私。 まわる~ま~わる~よ♪の音楽が流れてくるような気がするよ。 明日からまた頑張ろう。うん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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