カテゴリ:ホ短調
#が1つだけの ホ短調 は 使いやすい調性らしく あらゆるジャンルで好まれています。 クラシックでは バロック時代からよく使われていましたが なぜか古典派になると作品が激減します。 (というより短調自体が少なくなります) ところがロマン派にはいると 多くの名曲が生まれました 特に交響曲の分野では 19世紀後半に集中しています(なぜだろう) もちろん洋楽やJ-POPにも 数え切れないほどの名曲があります バンドのための曲を作ったり、 DTMで曲を作ったりしているうちに 感じたことが1つあります それは 楽譜というものの 情報量の少なさなんです 楽譜にかかれているのは 音の高さと出始める時間だけですから それ以外は演奏する人間が 決めなければいけないわけです 楽譜どおりに演奏する というけれど 実は楽譜にかけない部分が 音楽にとって命だったりするわけです すなわち作曲というのは 楽譜を書くことではなくて音を作ること 同じ楽譜を演奏しても 違う人間が演奏すれば全部違う音楽になり それは音楽のジャンルによらないような気がしますです とくにクラシックの場合一般の人は 誰が演奏してもあまり大きな違いがないように 思うかもしれませんが 実際はは1番奥が深いような気がします ホ短調 のイメージは 暗いながらも優雅な響き 上品なメランコリーを感じさせます 色でいうと落ち着いた紫色 といったところでしょうか ハロプロの曲では サマーナイトタウン(モーニング娘。) いきまっしょい!(モーニング娘。) シャボン玉(モーニング娘。) 告白の噴水広場(Berryz工房) Help me!!(モーニング娘。) 会いたい 会いたい 会いたいな(℃-ute) フォレフォレ ~Forest For Rest~(DIY♡) ROCKエロティック(Berryz工房) 君の代わりは居やしない(モーニング娘。”14) 七転び八起き(アンジュルム) Tokyoという片隅(モーニング娘。”16) フォーク系だと てんびんばかり(河島英五) 神田川(南こうせつとかぐや姫) 白い冬(ふきのとう) 過去の物語(NSP) 物語(阿呆鳥) などがあります *****ホ短調の音楽史***** <<コレルリ>> コレルリは12曲セットの作品集が6つあるんですが その中で 1-2 2-4 3-7 5-8 の4曲がホ短調 (72曲の中の4曲だから多い?) とりわけ トリオソナタホ短調 op2−4 バイオリンソナタホ短調 op5−8 の2曲は心の琴線に響く名曲といえるでしょう <<モーツァルト>> 意外なことに あれほど膨大な作品がありながら ホ短調の曲が見当たらない (少なくとも有名なものは) たぶん同主調に転調したとき ホ長調になって#が4つつくからだろう (モーツァルトは調号を4つ以上 つけるのを避けてるようだから) ベートーベンも交響曲や 協奏曲では使ってないし ハイドンも数少ないので 古典派の時代はあまり好まれなかったようだ しかし ロマン派の時代になると 突然名曲の宝庫になる 交響曲の分野に限っても ブラームス:交響曲4番ホ短調 チャイコフスキー:交響曲5番ホ短調 ドボルザーク:交響曲9番ホ短調 シベリウス:交響曲1番ホ短調 マーラー:交響曲7番ホ短調 なぜか19世紀の終わりに集中してますね 流行みたいなものがあるんでしょうか その他の分野では メンデルスゾーン バイオリン協奏曲ホ短調 という名曲があるし 室内楽や器楽まで含めると多くの作品がある 20世紀になると
調性そのものがなくなっていくのだが ショスタコーヴィチの交響曲第10番 がホ短調で書かれている (でもこれはあまり聴く気にならない) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2020.08.28 12:43:56
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