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カテゴリ:未来に向けて
各国が頭を痛める原子力発電所の廃棄物問題。北欧のフィンランドが世界に先駆け、核のゴミの最終処分場の建設に乗り出している。「オンカロ」(現地語で「隠し場所」)と呼ばれる処分場は、太古の岩盤層を深さ500mまで掘り下げた先に作られ、施設が国内で排出される核廃棄物で満パンになる約100年後に、入口を完全封鎖されるという。
核廃棄物の最終処分が難しい理由は、実はその先で、廃棄物が出す放射線が、生物にとって安全なレベルに下がるまで、欧州の基準では少なくとも10万年かかるとしている。つまりオンカロは、人類の歴史にも匹敵する膨大な歳月の間、安全性の確保が求められるのだ。革命や戦争、気候や地殻の大変動に見舞われたりしたとしても危険なのだ。 動画はここに纏められています→地下深く永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~ BS世界のドキュメンタリー2011年2月16日放送 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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