昨年の乳癌がわかった頃の記録です。
ある朝、自分の心の弱さに向き合って、どうしようもなく悲しくて泣きながら職場までの道のりを運転していきました。
どのあたりで涙がこみ上げ、どの辺でボロボロ涙流して泣きじゃくっていたか、今でもその時の十数分の光景が蘇ってきます。(涙があふれて視界が悪くなったけど、事故だけ起こしちゃいけないと、目だけはしっかり開けて運転してました)
このとき、2年半前のアメリカ、アリゾナツアーでのことを思い出していました。
ロサンゼルスからサンディエゴに向けて、ドライブが始まったばかりの初日のランチの席で、
ロッキーさんの夢実現講座のミニレクチャーが始まりました。
夢を叶えるのはね、簡単なんですよ。
願うことを心に描いて頼めばいいんですよ。
そしてそれが叶うと信じる。それだけでいいんです。
というロッキーさんの言葉に、
私、もし叶わなかったら、天(宇宙?神さま?天使?)に申し訳ない気がして、叶いそうな夢だけをお願いしてしまうところがあるんですけど・・・
と話したら、
それはね、信じる力が弱いからですよ。
信じる力を強くするんです。
願って叶わないときは、自分の信じる力がまだまだ弱いと受け止める。
信じる力を強くしていくことです。
と、返してくれた言葉。
そのとき何気なく言われて、何気なく聞き取ったけど、旅の間その言葉はどんどん重みを増し、心の奥底に響いていきました。
その時以来、は自分のテーマになりました。
(その時の旅の記録はこちらのブログで)
その時のことが蘇ってきました。
そして、ここにきて、今もまだ信じることが怖くて、信じきれない自分だと気づき、信じることの難しさをひしひしと感じたのです。
いろいろやってきたけど、なんら成長していない、信じる力の弱い自分でした。
自分のことも信じ切れていませんでした。
情けなく、ただただ悲しく涙があふれました。
そして、心から祈りました。
どんな結果も受け入れる、私は大丈夫、と。
癌とわかったときに感じた最初の思いは、
「これで人生に箔が付く!私に悪いことが起きるはずがない。
癌になって手術をしても、マラソンを走って、誰かの励ましになりたい、誰かの希望になりたい!」
でした。
そして、最初にそう感じた自分の直観を信じよう、自分に正直にあろうと決めたのでした。
涙にくれながら運転したこの日の朝が、転機となりました。