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早々に敗北宣言をした次男は、
4月から京都の予備校で寮生活をすることが決まった。 一緒にわいわい騒いでいた多くの仲間から、 難関国大や有名私大に合格を決めたとのメールが次々入り、 いまさらながら高校生活を浮かれていたのは自分だけだったか…と、 裏切られ、置いてきぼりにされたように感じると言う、 みじめで気も抜けた昨今の彼である。 京都での決意は?と尋ねたら、 「女に目もくれず、一年を坊主頭で頑張る」と言う。 言うことが幼稚臭くて、思わず僕は吹き出した。 あぁ、本当にほんとうに、 素直で可愛い、けど可哀想で、 とても残念な立場の彼である。 いい薬だなぁ、我ら親子の現実は。 母が心配してちょこちょこ様子を見に来てる。 自分がスポンサーになって、 京都へ行く前の彼に旅をさせたいと言う…。 母が彼に行かせたい旅の目的地は、鹿児島「知覧」。 もしかすると自分より若かった 特攻隊員たちの存在を知り、 自由の幸福さ、平和の有難さ、学べることの喜びなど、 多くのことを知って欲しいと願っているようだ。 母の配慮をいつもありがたく思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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