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日曜日、女将と次男と僕の3人で京都へ出かけ
予備校やら寮やらの手続きを済ませてきた。 1年間お世話になる部屋を整理し、 中古の自転車を調達するなどしたが、 女将の体調が悪いため、 必要なことだけして帰ることにした。 新風館で遅めの昼食をし、 そのまま店の前で別れることになった。 買ったばかりなのに、すでに街に馴染んだ風の自転車は、 次男を乗せて僕らとは逆の方へと駆けて行き、 彼は、一度もこちらを振り返らずに見えなくなった。 二人でそれをだまって見おくった。 女将はどう感じていたのだろう。 僕は、巣立っていったように感じ、 置いていかれたようにも思い、 もう彼と一緒に住まうことが 二度とないのかもしれないとも思い、 じわじわと寂しさだけが込み上げてきた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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