カテゴリ:その他の生活
毎日病院へ通っています
自宅から主人の入院先の病院へは混んでいなければ1時間ちょっとで着きます。 海岸通りを走り国際村を抜け鎌倉、北鎌倉と抜けていきます。 夏の終わりであっても鎌倉は人で賑わっています。 怪我をしていなければなんの不自由もなく、 笑いさざめきながら古都を散策することもできるのでしょうに。 今までは気づかなかったのですが、 改めて健康で怪我のないことのありがたみが身にしみます。 こうとなっては時間を戻すことも叶わないのですが、 「その気になればなんでもいつでもできる」時は終わってしまったかのようです。 鎌倉八幡宮を通過する時はその交差点を楽しそうに渡っていく人々が、 まるで映画の中の非現実的なワンシーンのように思えて不思議です。 ここを過ぎると建長寺から円覚寺前の北鎌倉を通っていきます。 昼間のことですから蝉の声が聞こえています。 どこまで走っていっても絶えることなく聞こえ、同じ蝉が鳴いているようなので 車で走っているのではなく、動かない車の中に座り窓の外の景色だけが、 走馬灯のように走り抜けていくように感じられます。 病院に着くとそこはまた違った世界に紛れ込んだかのようで、 綺麗に隔絶されているみたい。 主人と話をして身の回りの世話をしている自分を なんだか自分が見ているような、その現実を受け入れかねているような 全てが夢であってもう覚めようとしているような不思議な感じがします。 夕ご飯が済んで面会時間も終わると、おやすみなさいをして帰ります。 暗くなった道を今度は反対に現実に向かって帰っていくような、 家に着いたら主人が「どこへいってたの」と迎えてくれそうな、 暗い穴の中に入っていくいうな夜道です。 虫の声が絶え間なく聞こえ窓の外を流れていきます。 読んでいただきありがとうございました。 今夜はゆっくり休みたいと思います。 ランキングに参加しています。応援してくださいね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017.09.16 17:35:35
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