助けてあげてください
残念ながら、当家にはこれ以上犬を引き取ることはできません。が、できるなら、一匹でも助けてあげたい。犬はすばらしいパートナーです。私のブログに遊びに来てくれている方の口伝えで、生ある犬が一匹でも助かるよう。「お気に入りブログ」ポニータママのページに行って見てください。以前にも少し触れましたが、実は、涼くんがうちに来る前に「エリーゼ」と名づけたＭシュナウザーの女の子がいました。エリーは４歳と９ヶ月という短い一生を終えお空の住人になってしまいました。生あるものと一緒に過ごすということは、思いが深ければ深いほど、とても悲しい現実をも受け入れなければならないこともあります。でも、とても幸せな、かけがえのない時間を過ごせるのも事実です。だからこそ、その時間、時間を共に大切に生きたいと思うのです。いずれ、私が、年をとって、犬に対する責任が取れない年齢になり、手元に新たな子を置けなくなったとしても、今のこの時間を宝として、そして、その時も子供たち（思い出）と共に生きたいと思うのです。エリーは、何回かの想像妊娠を繰り返し、４歳を過ぎた頃から、どことなく体調がすぐれない症状が起きていました。そんな中、主治医の薦めがあって避妊手術をすることにしました。避妊手術の翌日、一旦退院してきましたが、。自ら体内で血を壊し始めたのです。原因不明、症例のない奇病でした。自分の体内で血を作るのにその血を壊す方が強く、輸血をすれば、４，５日くらいは持つのですが、またすぐ、極度の貧血状態になり生死の境をさまようのです。輸血の度に、大型犬のレトリバー種がかけつけて、エリーに励ましと血をくれました。（今でも感謝しております）血をくれる方も、ある程度の量の血をとるために、麻酔が必要になります。負担が０ではないでしょう。エリーにとっても、輸血は決して安全ではありません。輸血によるショック死もあるとのことでした。輸血のたびに、どうか、どうか無事に輸血が終わり、血を壊すのを止めてくださいと願い続けました。３回の輸血が終わり、それでも血を壊す状態がとまらない・・・極度の貧血状態になり、体中に酸素が足りない状態で・・・息も絶え絶えのエリー、それでも、私たちが見舞いに行くとぶるぶるした手足で立ち上がり、「わたち頑張る」と言わんばかり・・・ステロイド、抗がん剤を投与し、肝臓の数値も悪くなり、全身に水が溜まりはじめ、私も家族もそんな状態を見ていられなかった・・・すい臓を切除すれば血を壊さなくなるかもしれない・・・でも、手術に踏み切れなかった・・・なぜなら、避妊手術をしてすぐ血を壊しはじめたのでまだ、縫合の糸も、包帯もとれていないエリーにまたメスを入れることは耐え難い苦痛であり、それでも、完全にそれで生きられるというのなら迷わず選択したかもしれない・・・結果に確かな期待が持てない中、次から次にと様態が悪化していく・・・考える時間も、精神的なゆとりのかけらもなかった・・・ただ、神にすがる思いでした・・・私たちは、安楽死も考えました。でも、生きようとするエリーに逆に励まされながら、共に闘うことを選択しました。最終的には、人間に使う免疫抑制剤の投与が提案され、私たちは、それにかけました。保険治療のきかない犬の治療費はかなり高額でした・・・でも、免疫抑制剤ガンマロブリンが効いてくれたら生きられる。生きて欲しいという思いだけでした。エリーの血を壊すのがストップしました。もう、３日も血を壊していない・・・毎日朝夕続けられた、血液検査の結果が、希望の光をくれました・・・エリーに一時帰宅が許されました。それが、エリーと過ごした、最後の思い出になりました。きっとエリーは最後に私たちと一日過ごしたかったのでしょう・・・やっとの思いで、私たちの家に帰ってきたんだと思います。だから、せめて生きられる命なら助けてあげたいのです。そして、自分のお腹痛めた子供と同じように責任をもって暮らしたいのです。残念ながら、現状の私の力では涼と波音を育て上げること以上のことは無理です。でも、私に唯一できることは伝えることなら出来るかもしれません。どうか、お願いします。伝えて続けて下さい。生きられる命が終わることのないように！私がこのブログをたちあげるきっかけは、第一にエリーのことだったかもしれません。まさか、そんなに早くお別れがくるとは思いもしないで、勝手にあと１０年は一緒に過ごせると思い込んでいました。だから、気がつくと、エリーの写真とかビデオとか残っているのは、ほんの少しで愕然としました。（心の中にはいっぱい、いっぱいありますよ）だから、涼と波音の貴重な一日一日を形に残しておきたかった。涼は「悲しみを洗い流す」という意味で名づけられた子です。私たち家族の心と、ジェシーとの間に出来た子供たちがまたそれぞれの家族と共に暮らし、少しでも幸せを共有していてくれるていることを犬たちに感謝しております。
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