ホームスクールというもう一つの選択
不登校の人数は相当に多いらしいけれど、積極的に、「子供を学校に行かせずに、自分の家で教育をしようという」ホームスクールと言う選択は日本では、まだあまりなじみがないかも知れません。
アメリカでは、2006年に200万人のこども達がホームスクールという学びの選択肢を選んでおり、さらに年々増加しているとのことです。
アメリカのみならず、イギリスでも、カナダでも、オーストラリアでも、この新しい学びのスタイルは急速な広がりを見せています。
我が家の娘KATAKURIは4月から高校生になると言うことを考えていたのですが、最終的に、高校受験はとりやめ、ホームスクールで3年間の学びの時間を過ごす事になりました。ホームスクール・リべラの誕生です。
9歳から、5年以上をイギリスの学校に過ごした、katakuriにとって、日本の学校のがいかにも管理的で、知識の詰め込み、試験勉強のみを押しつけられるそんな状況に耐えられなかったようです。
イギリスも最近は日本に似たような、競争原理や、知識の詰め込みが取り入れられて、以前と比べると、余裕を持って学ぶjことが難しい状況にありますが、
日本の受験勉強と比べると格段の違いがあるようです。
本を読む量が、格段にちがう上に、日本のようなマルバツ式や選択式のテストはほとんど皆無で、自分の言葉で大量のレポートを書くことが評価のちゅうしんです。テストの評価はA+~Gのランクと、通知表は、個人別科目別のコメントがそれに加わります。
日本のような偏差値で子供を輪切りにして、試験で振り分けるのは、国内にいると解らなくなってしまうのだけれど、外から見ると、いかにも異常な感じがします。国連から、韓国を受けるのも当然・・と言ったところでしょうか。
そんなわけで、ホームスクールを選択したkatakuriは、今晴れ晴れとした表情で、今からどんどん自分の勉強を始めています。
ホームスクール・リベラの始まりです。
ママ・先生はもっぱら彼女の勉強のアドバイザーや、コーチ役。そして、」学びの先輩としての若干の助言・・。とはいえ、主体と選択権は彼女の側にあります。
学びは常に自学自習。人に強いられたり、教え込まれてする物ではないという思いがあるからです。
すばらしい教師だとしても、がんじがらめの文部省の管理の下では、子供の興味や関心に基づいた、本物の教育・学びは不可能なのです。
学びはあくまでも自分でするもの。
3年間の実践はkatakuriのものであると同時に、ホームスクールでどれだけの事ができるのか、大いなる実験なのです。
あるホームスクールの子供が胸を張って
「もちろん、勉強なんかやっていませーん」
と言っているのを聞いて、とてもがっかりしました。
学ぶのは、自分のため。
学校が、子供にとってふさわしくない場所であったら、学校は嫌いでも、行かなくてもよいと思うのだけれど、自分自身のために、学びは一生必要だと思います。そして、学ぶことは、人生の中で最高に楽しいことなのです。
学ぶ楽しさを放棄するのは不幸な事だと思います。
我が家では、思い切り楽しく学びたいと思います。
学ぶことの本当の楽しさを知るためにも、ホームスクールが必要なのだとおもうのですが。
楽しい、ホームスクールの実践記を、乞うご期待!!