のんびりしよう
後悔先に立たず
こぼしたミルクはもどらない
昨日のことは時効だよ
昨日のことを思い悩んでも
なーんにもならない
そうは思いつつ
ふっと
ああすれば良かった・・という
ほろ苦い思いが
胸をよぎることがある
わたしにとっての
ほろ苦い思いとは
子どもを
信じて
もっと もっと
のびのびと
幼い日々を
過ごさせてあげれば良かった
という思い
現代人の多くがそうであるように
私もまた
あくせくと
頭でっかちに
肩に力をいれて
生きてきた
あわてないで
焦らないで
力を抜いて
のんびり幼いものに
寄り添えたら良かったのに
頭ではわかっていた
「教えてはいけない」
「発見を待たなくてはいけない」
「親のペースに子どもをまきこむな!」
でも
頭で分かることと
こころで
気が付くことには
天と地ほどの隔たりがある
理屈は理屈
親が教えなくとも
理屈万能の世の中で
そんなものは自然に身について行く
早く早くと
幼いこころを競争にあおりたて・・
もちろんそんな自覚がないところが
一番困ったところなんだけれど
もういちど
幼い子どもに寄り添って生きることが出来たら
こんどこそ
理屈抜きに
温かい皮膚を抱きしめてあげよう
わかい 幼いいのちは
たくさんの事をおしえてくれる
学ぶのは
私自身だったのだ