一犬吠影
本を読んでいて「一犬吠影、百犬吠声」”いっけんばいえい、ひゃっけん ばいせい”という言葉に出会った。これもやはり中国からの言葉である。 彼の発音は”Yi quan fei ying, bai quan fei sheng"と言う。 大体のことは読んで字の如しです。一匹の犬が吠えれば多くの犬がその声 につられて吠える。つまり「中心人物が一人発言すると、それに追従する 人々が事の真相も知らずに付和雷同する」 新聞雑誌テレビなどメデイアの世論誘導もこのたぐい。小中学校の教科書 もそのたぐい。誰かが取り上げてしゃべれば、ああそうかとなる。それが 公のものであればあるほどその影響力は大きくなるものだ。 噂(うわさ)なんかもそうですね、人から人へ伝わるうちに嘘(うそ)が 知らぬ間に真実になって伝わります。それ故にメデイアは恐いし責任がつ いて回るのです。「済州島から慰安婦を強制連行した」と述べた吉田清治 の本はウソだったのに、それを読んで国連の反日派が信じて日本を誹謗し ました。日本では朝日新聞がそれを肯定し愚かにも調べもしないで認めた のでした。こんなのは恐い話ですね。ウソが一人歩きする。 韓国のある中学校の生徒が島根県の中学校に「竹島(独島=韓国名)は韓国 のものである」と書いた手紙送ったという。韓国の教師が生徒に書かせて送 ったのだろう。これなんかも韓国の教科書にはそう書いてあるのですね。 1952年に韓国の初代大統領李承晩が日本の領海内の竹島を自国のものとして 李承晩ラインとして勝手に引いたのですね。だから元々日本のものなのです。 中国では南京大虐殺とか称して当時20万人の人口しかなかった南京で日本軍 が30万人の中国人を虐殺したというウソを世界に広めた。そしてあろうこと か南京市にその記念館をつくっている。 当時南京解放の際には日本のメデイアが約300人も訪れていたのである。その 誰一人としてその様な事実があったなどの記事を書いていないのだ。もしそれ が事実だとしたら如何に日本に不利とは言え戦後誰かが漏らすはずである。 それに30万人の死体が南京の街にどう累々と横たわっている姿など想像出来る ことか?アホも休み休み言えと言いたい。中国は誇大妄想、白髪三千丈の国。 ウソ八百いやウソもウソも大嘘なのである。 それを中国人の多くは信じている。正に「一犬吠影、百犬吠声」であろう。 この言葉を韓国にも中国にも投げ返してやりたい。 歴史を振り返れと二言目には言うが真実を振り返るのならまだしも虚偽を喧伝 するのは如何にも卑しい。過去というものは未来へのカガミではあっても蒸し 返すものではない。「恨み」を持っても未来にはつながらない。為政者なる者 は自分の持つ能力で政治を展開すべきもので他力を頼むものではない。況して や自分の不行跡を他事に外らすなど以ての外であろう。