コンビニなるもの!
言うまでもないがコンビニはConvenience Storeの略ですね。余計な事 ですが中国語では便利店とか方便店と言いますからコンビニの意味通り の言葉です。 2018年7月の統計で日本のコンビニ店舗数は57140だったから、あれから 一年経てば5%くらいは増加しているのではないか。セブンイレブン初め、 ファミリーマート、ローソン、サークルK、ミニストップなどがあるけど、 上位三社で80%のシェアを占めてしる。 大阪万博が開かれた1970年に初めて7-11セブンイレブンがイトーヨーカ ドーによってアメリカから導入されたのがスタートでありました。 当時はダイエー、イトーヨーカドー、西友、ジャスコ、ニチイなどのGMS (General Merchandise Sotore)が全盛の時代だったから、まさかあんな 形態のショップが流行るはずはないと見くびられていたのでした。 ところがどっこい、24時間休みなしのコンビニはじわりじわりと人々の支持 を得てシェアを伸ばし始めたのでした。スーパーがあるのに・・・ですよ。 スーパーより少しずつ値段が高いにも拘わらずですよ! 時代にマッチして いたのですね~、そして若者たちに圧倒的に人気があったのです。 さて、半世紀経った今、コンビニは見直しを迫られてきました。一つは消費 期限の商品の問題、もう一つは人手不足ににより24時間営業時間の問題が! 当然ですよね、ムダに廃棄される大量の食品、一日当たり384~604トンの 食品が全国のコンビニで捨てられているという。アフリカやら発展途上国で は食べるものもなく苦しんでいる人たちがいるというのに。 2月3日の節分には大量の恵方巻きが作られ、残ったものは全て廃棄されると いう。12月24日のクリスマスイヴのケーキも同じこと、残ったケーキは全部 捨てられる。それで、どうやら今後は予約注文制に切り替えるというからそれ でロスがなくなれば言うことはない。 また、消費期限の迫る商品は値引きして売られることになった。これもいい。 値引きして消費者に還元されるならその方がいいに決まってる。 一方人手不足の問題には営業時間の短縮がなされると言うがどうなんだろう。 元々アメリカでは7-11セブンイレブンと称して朝7時から夜11迄の営業時間 だったに違いない。それを日本がシステムを導入した時に24時間まで休みなし にしたのだろう。 夜に働く人たちもいることはいる、工事人夫さんとか深夜営業の従業員たち とか、夜遅くまで勉強する受験生とか、いることはいる。しかし11時になった ら閉店すると分かっていればその時間までに買い物を済ますだろう。 何でもそうだけど、”すべてを満足させようとしたら誰一人満足させられない” If you please everybody, you will please nobodyという諺があるくらい。 宇宙から夜間に世界を見下ろしてみると、一番明るくキラキラ光っているのが 日本列島だという。それだけムダな電気を使っているということである。 夜間のコンビニは不良少年たちの溜まり場にもなる。人間、眠るべき時間には 眠るのがいいのだ。引きこもりの人間たちの味方になることはないのである。