速いと思うものは・・・?
毛髪の伸びと爪の伸びがやけに速い。若い頃はそう感じなかったのに今頃は 一週間に一度は手足の爪を切っている。それと散髪に行って2週間経つか経た ないのにもういつ行こうかと考えるほどだ。それも伸びてほしい部分は止まっ たままで、伸びなくてもいいところが伸びてくる。上手くいかんもんだ。 もう一つ、速いと思うのは時間というか月日である。一週間の土日がすぐ回っ てくるから、あれあれ~もう、って急かれるみたいだ。一ヶ月の予定がカレン ダーにそこそこ埋まっていれば月日の速さはそう感じないものだ。 けど、こうして新型コロナウイルスの所為で何もかもが休みになっちゃうと、 生活パターンが単一化されて、障害物競走ではなく100m徒競走みたいなもの で、スタートしたらすぐゴールのようなそんな単純な繰り返しの毎日である。 27日のボランテイアの定例会もこれで3,4,5,6,7,8と6ヶ月も休みだし、あと 28日は定期健診で江坂まで。泌尿器科と内科のダブル健診だから朝から午後 3時くらいまでかかる。一日病院浸けになる。 9月に入って2日は久しぶりで京都散策、修学院離宮の見学に行く。桂離宮は 以前に行ったので今度は修学院離宮である。両方とも事前に宮内庁京都支所の 予約を取らねば入られない。面倒くさく値打ちこいているがそれだけの値は はあるみたいた。桂離宮なんかは宮内庁のお役人が麗々しく案内してくれた。 今の京都は外国人がガタンと減ったので、多分どこに行っても空いていること でしょう。それが本来の姿なので私たち日本人にとってはゆっくりと見て回れ るから有難い。政府が外国人来日4000万人などと計画立てていた昨年一昨年 共それはそれは京都・奈良・大阪どこさ行っても外国人で溢れていたもんだ。 京都や奈良、大阪の土産物店や飲食店はお客が激減して機嫌がよくないが、元 もとよ~け売れすぎていたのだから、以前に戻っただけと考えりゃそれで済む だろう。 兎に角、私たちは「密」を避け温和しく粛々と、楚々として京都さ出かけるべ と思っている次第。大声でマスクなしでツバを吐き散らかすとウイルスも拡散 するけど、マロたちの様に深窓の育ちばかりなれば是非もあるまい。いにしえ の宮廷の大広間の如く御簾(みす)を隔て密接もなくソーシャルデイスタンス を取るのは当たり前の真ん中であったのだ。マロ達はそれには慣れておる。 まあ何でもいいがこうして駄法螺こいているのもウイルス禍の所為であるか。 兎角、心乱るる毎日であることよ、嗚呼!