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オールド・ボトルの真贋問題がウイスキーマガジン誌上を賑わわせたのは一昨年のことだが、強い衝撃を受けたことを今でも思い出す。デイブ・ブルーム氏が“奇妙で疑わしい”と名指しで槍玉に上げたもののひとつが『R・ソーン&サンズ社』のウイスキーだ。これに対し大反論をぶちまけたのが『ダンスク・モルトウイスキー・アカデミー』のP氏だった。
そして昨年、アカデミーは真実を探究すべく所有しているボトルの1本を開栓し、サンプルを放射性炭素のテストにかけるためオクスフォード大学に送ったらしい。その結果は、大方の予想どおり“クロ”だったそうである・・・。開栓されたボトルは、1900年頃に蒸留されたとされるヘーゼルバーンの12年物だったとのこと。 これらのボトルの出所ははっきりしていて、A.J.というドイツ人である。ボトルの開栓にあたっては彼も招待されたそうで、その場でテイスティングした彼は、コルクの材質が当時のものではないとわかったにもかかわらず、「中身は本物だと確信する。」とぬけぬけと言ったそうな・・・(笑)。 ちなみにこのA.J.なるドイツ人、なんと現在でもオークションのeBayに出没しているそうで、P氏からは注意がよびかけられている。 参考URL:http://www.whiskynyt.dk/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=687 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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