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カテゴリ:紹介した本すべて
7/26(日)晴れ
こんにちは。 がっぷり四つで読書してました。 積読で読んでなかった本を読みました。 今日紹介するのが、その本です。 読みたてのほやほや。 少し外出しましたが、暑くて死ぬって感じでした。 冷房が利いた部屋で読書が一番かもね。 ブラッド・ストーン『ジェフ・ベソス 果てしなき野望』日経BP社 アマゾンの創業者であるジェフ・ベゾスの伝記です。 感想を一言でいうと苛烈に尽きる。 1995年の創業以来、常に全速力で走ることを社員に求め続け、それが出来ない人間は必然的に脱落してゆく、しかもそれは創業直後の苦楽を共にしてきた創業メンバーも例外ではないという厳しさ。 また、倹約することを徹底させ、車で出社する社員に対しても駐車料金補助を当初は出しておらず、かと言って給料は決して高くない。むしろストックオプションを受け取れると仮定しても、フルに受け取れるまで会社に残れる保障もないため、待遇面でのメリットは少ないと言える。 それでも優秀な人材が集まってくるのが、ジェフ・ベゾス率いるアマゾンたる所以だろう。 ベゾスは「顧客第一主義」を一貫して説き、書籍販売から始まったアマゾンが「エブリシング・ストア」となることを疑わず、それを阻むものは徹底的に排除してきた。 ライバル企業から人材を引き抜くことも厭わず、またアマゾンを脅かしそうな企業が現れた場合にはあらゆる手段を使って手に入れようとし、そしてその相手を屈服させる形で買収し傘下に収めた。 また、アマゾンはAWS(アマゾンウェブサービス)というクラウドサービスで世界一となっており、今や「エブリシング・カンパニー」となりつつある。 そんなベゾスでも買収においては、失敗続きであった。 ITバブル発生前後に買収した企業については、ほとんどがものにならず巨額の損失となった。 しかし、未来を見据えた嗅覚はやはりベゾスならではで、「キンドル(kindle)」の成功もベゾスがいなかったら、成し得ていないと言える。 今や、時価総額でIBM・オラクル・ディズニーなどを抜き(6月末現在)、P&Gやウォールマートに肉薄してきている。 読み物としても面白いし、これから起業を考えている人たちの良い刺激になる本だと思います。 日本で言えば、完全なブラック企業かもね。 【楽天ブックスならいつでも送料無料】ジェフ・ベゾス 果てなき野望 - アマゾンを創った無敵の奇才経営者 [ ブラッド・ストーン ] いつもありがとうございます。 励みになるので応援頂ければ幸いです。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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