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徒然なるままに

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2004/11/25
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『いまを生きるちから』久々に読みました。

これは五木寛之が書いたモノで、今回読むのは2度目。

一度目は7月で、五木さんが言っていることが自分の思考を
抽象的なものから具体的なものにする過程で助けられました。

今回読み始めたのは、『何で生きているんだろう??』ということに関して
何度も過去に書いたけれど自分の信じるものが崩壊したから。

毎日やっとの思いで生きているときに思い出して読んでみた。

書いてあることは当然変わんないけれど、
やっぱり、感じることが違うような気がした。

いつかこのブログで『幸福と絶望の絶対値は同じ』と書いたけれど、
その本にも同じようなことが書いてあってほっとした。

それと、悲しいときには悲しさを無言で共有する、
それこそが今私たちが失ったものではないかと書いてあった。

慈悲の心。五木さんがいうところによると・・・

慈⇒励ます  悲⇒慰める

この悲の感情をしっかり持っていくことが大切。
そんなことが書いてあった。

それを読んで、ちょっと前までマイナーコードの曲しか
体が受け付けなかった事態を振り返った。

俺がマイナーコードの曲を求めていたのは、自分を慰めていたんだ。

実は俺の精神安定剤だったのかもなぁ。

そんなことを思いつつ、人間って本当に面白いって思った。

醜いからこそ美しく、美しいからこそ醜い。
弱いからこそ強く、強いからこそ弱い。
泣けるからこそ笑えるし、笑えるからこそ泣ける。





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Last updated  2004/12/03 03:42:52 PM
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