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『いまを生きるちから』久々に読みました。
これは五木寛之が書いたモノで、今回読むのは2度目。 一度目は7月で、五木さんが言っていることが自分の思考を 抽象的なものから具体的なものにする過程で助けられました。 今回読み始めたのは、『何で生きているんだろう??』ということに関して 何度も過去に書いたけれど自分の信じるものが崩壊したから。 毎日やっとの思いで生きているときに思い出して読んでみた。 書いてあることは当然変わんないけれど、 やっぱり、感じることが違うような気がした。 いつかこのブログで『幸福と絶望の絶対値は同じ』と書いたけれど、 その本にも同じようなことが書いてあってほっとした。 それと、悲しいときには悲しさを無言で共有する、 それこそが今私たちが失ったものではないかと書いてあった。 慈悲の心。五木さんがいうところによると・・・ 慈⇒励ます 悲⇒慰める この悲の感情をしっかり持っていくことが大切。 そんなことが書いてあった。 それを読んで、ちょっと前までマイナーコードの曲しか 体が受け付けなかった事態を振り返った。 俺がマイナーコードの曲を求めていたのは、自分を慰めていたんだ。 実は俺の精神安定剤だったのかもなぁ。 そんなことを思いつつ、人間って本当に面白いって思った。 醜いからこそ美しく、美しいからこそ醜い。 弱いからこそ強く、強いからこそ弱い。 泣けるからこそ笑えるし、笑えるからこそ泣ける。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/12/03 03:42:52 PM
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