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猫の手は丸い

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2004年11月21日
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 グルメ漫画の最高峰と言えば、小学館・ビッグコミックスピリッツで連載中の「美味しんぼ」なのは周知の通りです。
 B級グルメだけど食の安全性には気を遣う私にとって、美味しんぼは教科書でもあります。
 原作者の雁屋哲は、食の安全性を軸とした新しいグルメ漫画を開拓し、食のエンドユーザーとしての立場から社会に警告を発したその姿勢は高く評価されています。
 2ちゃんねるの「美味しんぼ」スレッドを読むと、評価が高いグルメ漫画の一つとして、小学館・ビッグコミック(スピリッツではありません)で連載中の「築地魚河岸三代目」が挙げられています。
 最初の3巻を古本市場で購入し、面白かったので、残りの全巻を本屋さんで購入しました。

 築地魚河岸三代目の原作者は、大石けんいちから鍋島雅治に交代し、取材協力として東京築地市場で仲卸を営む小川貢一さんと奥様の平野文さん(うる星やつらのラムちゃん役で有名な声優・タレント)が参加されています。
 築地魚河岸仲卸の視点から、魚とその環境について語る漫画です。
 なお、平野文さんは築地市場・魚河岸に深い愛情を持たれているそうで、小川さんとの結婚までのいきさつを「お見合い相手は魚河岸のプリンス」という本で発表されています。
 この本は、「魚河岸のプリンセス」という番組名で、1995.04.03~1995.05.04(全20回)に渡りNHKで放送されました。
 主役が松村雄基と涼風真世で、珍しい内容の番組だな~と見たのを覚えています。

 漁港で水揚げされた魚は、大卸という特定の業者に売られ、市場で競りにかけられて仲卸という小売業者に引き取られます。
 中には大卸から競りを通さずに仲卸が買うこともあり、これを相対と言っているようです。
 仲卸はキロ単位で販売するそうで、小売店は仲卸から魚を買い、魚が店頭に並びます。
 最近は大手スーパーが大卸から直接に大量買い付けをするのが当たり前らしく、仲卸の数は減少気味です。
 しかし、魚を仕入れるのは一種の賭ですから、仲卸というプロが選んだ魚を購入するのは、小売店にとって危険回避になっていると思います。

 築地魚河岸三代目の設定は以下の通りです。

 仲卸の魚辰の娘婿である赤木旬太郎が、住富銀行(これって仮想の都銀ですよね)の資金運用部から人事部に異動した後に、人柄の良さを見込まれて100人の社員リストラ要員に任命されます。
 99人のリストラと再就職先を斡旋した後に、100人目として自分自身をリストラし、嫁(グラフィックデザイナーで料理は下手、魚はさわることもできないが食べるのは好き)の店である魚辰の3代目として就任します。
 魚についての知識は0ですが、美味しんぼの山岡史郎並の舌と記憶力を持つ旬太郎は、店のスタッフと市場の人達に助けられながら、お客様第一主義を掲げて奮闘します。
 魚辰のスタッフは、

 ・戸沢英二・・・割烹「天海」の腕の立つ板前だったが、あることから魚の仕入れ先だった魚辰で修行をすることになった。
 魚辰の実質的なリーダーで、仕入れからさばきまで何でもこなす。料理の腕は超一流で、仕事に厳しい人。

 ・平井雅・・・魚辰の中堅でナンバー2。見た目がちばてつや風(^^;)。口は悪いが人はよい。

 ・木村拓也・・・御前崎の漁師の息子で、魚辰で修行中。
 普段はにこにこしていて人当たりがよく、旬太郎に親切に指南している。鋭い心の突っ込みとたまに目を開けた時の顔が怖い。

 ・菊野エリ・・・経理担当。ふぐが好きらしく、悪さをする雅を電卓の角で殴る(^^;)

 で、比較的若い人達ばかりです。

 築地魚河岸三代目の特徴として、

 ・旬太郎は資金運用部にいたため、企業合併の橋渡しをしたことがあり、経営についてはプロの目を持っている。
  実際に仲卸の合併を斡旋したり、倒産した仲卸の権利を購入し、高級鮮魚という新しい分野へ商売を拡張したりしている。

 ・仲卸の立場から魚の流通や産地の問題に目を向け、何らかの解決策を必ず示している。

 ・魚の見立てや締め方を丁寧に説明し、料理法も説明している。

 ・旬太郎が人情に厚く、信義を疑われないまっとうな商売をしているので、顧客の信頼が厚い。

 が挙げられると思います。
 美味しんぼと比較して違う箇所は、

・美味しんぼの山岡夫妻は、東西新聞(朝日新聞が元ネタとされている)の正社員なので、年収は3000万円を超えていると思われる。
  さらに、美食倶楽部の使用人であるおチヨを事実上の家政婦にしているので、ミドルアッパークラスの生活をしている。
  山岡史郎は1~3巻頃はアウトロー的でよかったが、それ以降は父親のつてをたどり解決する話が多く、ゆう子とともに権威的な姿勢が鼻につく。
  問題提起をすることは多いが、解決策を示すことは少ない。(朝日新聞のAERAという雑誌とよく似ているかも)

 ・旬太郎は仲卸の3代目として会社を経営する立場にあり、エンドユーザーに近い商売をしている。
  問題が発生した場合は、何らかの解決策を提示しなければならない立場にあり、実際に愛情のこもった解決策を示している。

 かと思います。
 栗田ゆう子さんは悪の権化と化しているこの頃(^^;;)、築地魚河岸三代目は目が離せません。

 旬太郎の嫁もどうかと思いますが(^^;)。





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Last updated  2004年11月21日 13時12分04秒
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