カテゴリ:カテゴリ未分類
今の家に引っ越して1年が経ちました。
築20年のRC3階建てを購入して、3階(20坪強)のみをリフォームして住んでいます。 設計事務所の方々のおかげで、自分が希望していた「生活感が少ないが機能的な家」ができ、1年たった今も満足しています。 建築やインテリアには素人なので、いろんな本を読んで1年以上勉強して設計を依頼したのですが、狭い家を豊かな空間にするためのポイントがいくつかあるように思えます。 要約すると、以下の点が挙げられます。 1. 家全体のイメージを考える。 2. 廊下、キッチン、トイレ、風呂は思い切って広くする。 3. 収納計画を綿密に行い、できる限り隠す収納にする。 4. 壁の色を統一する。 5. カーテンの色を統一する。 6. 家具の色を統一する。 7. 隠すことができないものの色、素材を統一する。 それでは、各項目について説明を行います。 1.家全体のイメージを考える。 大きな家の場合は、家をいくつかのジャンルに分けてデザインしてもよいと思いますが、狭い家の場合はイメージを統一した方が広さを感じるように思えます。 私の家は、「北欧調でナチュラルだがモダンリビング要素があり、生活感が無いホテルのような家」という、言っている本人も全然想像できないイメージですが(^^;)、設計事務所の方々のおかげで形になりました。 2. 廊下、キッチン、トイレ、風呂は思い切って広くする。 狭い家なのに!と思われるでしょうけれど、これらは意外と長時間過ごす場所なのです。 人2人がすれ違うことができる廊下、食材からお皿、本を並べるスペースがあるキッチン、のんびり本を読むことができる広いトイレ、足を伸ばすことができる大きなバスタブ付きの風呂。 これらは機能的で気持ちに余裕が出るだけでなく、老後の対策にもなり得ます。 広いキッチンがあれば、広いリビングダイニングなんて必要ありません。私の家のキッチンは8畳ぐらいのオープンキッチンで、隣接するリビングは畳4畳半+家具やなんちゃって縁側スペース4畳ぐらいしかありませんが、畳にちゃぶ台を置いてご飯を食べ、テレビをみてごろ寝して、お客様が来られれば布団を敷いて・・・と大活躍です。 3. 収納計画を綿密に行い、できる限り隠す収納にする。 物を使う場所に収納を作り(ここが大切!)、全体の8割は完全に収納できるように計画します。特にキッチンは、全部を隠す収納にする方がすっきり広く感じます。 4. 壁の色を統一する。 家の壁の色をあちこち変えて変化を楽しみたい気持ちは分かりますが、狭い家を広く感じさせるためには、明るい色の壁を全室に適用するのがおすすめです。 家全体が一つの大きな部屋のように感じられ、区切られた小部屋の印象が少なくなります。 私の家は、ハーゲンダッツのバニラアイスクリーム色で、水性ペンキなのに漆喰のような塗り壁に見えます。 5. カーテンの色を統一する。 4と同じ理由で、家の壁を広く占有するカーテンの色と素材を統一します。 カーテンよりは場所を取らないシェードがおすすめです。 私の家は、ベージュ寄りの薄い黄色で、草のような模様が透かしのようになっている無地に近いものが付いています。 バニラアイスクリーム色に薄い無地調の黄色と主張がおとなしいものばかりなので、置物や観葉植物がよく映えます。 6. 家具の色を統一する。 4、5と同じ理由で、家具の色や素材感を統一します。 私の家は全部作り付け家具で、シナベニヤ、または国内産檜集成材天板のものばかりです。塗装はワトコオイルのクリアのみなので、明るい色に仕上がりました。 キッチンも作り付け家具なので、統一感は抜群です。 キッチンの天板はデュポンのコーリアンの白(一番安かった)で、壁の色と似ています。 作り付け家具の出費で貯金がマイナスになってしまいましたが、車を買うよりはよかったかなーと思いたい(^^;;)。どうせ高い車買えないし・・・(T_T) 7. 隠すことができないものの色、素材を統一する。 新しい家にあれこれ飾りたい気持ちは分かります。 せっかく統一感と広がりを出したので、照明、スタンド、置物、キッチングッズにも気を付けましょう。 私は白、オフホワイト、シルバーとわずかな差し色(赤、青、緑など派手な色)で統一しました。 スタンドはアルテミデのトロメオ、トイレの水洗やアクセサリーは全てシルバーの金属、ドアの取っては木、またはシルバー、ゴミ箱はアンブラのクランチカン ハンプバスケット(これはすごくおすすめです!後日日記に書きます)。 キッチングッズも好みの物を見つけてこだわると、家事が楽しくなります。 余分な物は置かない、出したらすぐに片づける、色や形にこだわるのが秘訣です。 ----- 皆さんのお役に立てたでしょうか? 日々のディテールを整えるというのでしょうか、本当に生活が変わりますよ。 是非試してみて下さい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年01月22日 17時36分37秒
コメント(0) | コメントを書く |
|