カテゴリ:旅行
広島~札幌への日程は以下の通りです。
----- 08:28発 広島(広島県) [新幹線]のぞみ6号 ↓4時間2分 894.2km[JR西日本] 12:30着 東京(東京都) 12:56発 東京(東京都) [新幹線]はやて15号 ↓3時間8分 631.9km[JR東日本] 16:04着 八戸(青森県) 16:13発 八戸(青森県) [特急]白鳥15号 ↓3時間10分 256.4km[JR東日本] 19:23着 函館(北海道) 19:44発 函館(北海道) [特急]スーパー北斗21号 ↓3時間12分 318.7km[JR北海道] 22:56着 札幌(北海道・JR) ----- 今回の旅の楽しみは以下の通りです。 ・京都以東へは4年ぶり、東京駅は12年ぶりに下車する ・東京以北は未踏の地 ・初めての東北新幹線 ・初めての白鳥、スーパー北斗 私の家は呉線沿線なので、広島駅まではJR呉線を使って移動します。 片道35分ぐらいなのですが、平日の木曜日なので通勤タイムと重なり、人が多いです。 呉線は、広島県内で山陽本線に次ぐ乗降客が多い路線にもかかわらず、用地買収が進まないために、単線で運用しています。 そのため、ラッシュ時でも10分毎にしか運行しないため、乗客が多いです。今は呉~広島駅直通の快速があるため、混雑度は少し下がっています。 広島駅到着後は、新幹線「のぞみ」に乗ります。 今回は念を入れて、全線指定席を確保したため、座席に座り損ねることはありません。 500系ではないのが残念ですが、最近の「のぞみ」は速度が速いのでびっくりしました。 ドイツのICEやフランスのTGVと比較すると、専用軌道を持ち、全車両にエンジンを積む新幹線の安全性が高いのは理解しているのですが、少し不安でもあります。 今回は長旅で、一つの列車に3時間以上のるため、「エコノミークラス症候群」に備えて、 ・列車に乗る前に500mlのお茶か水を用意して、降りる時までに全部飲みきる。ただし、少しずつ飲む。 ・靴は脱いで、リラックスして時々姿勢を変える を心がけました。 広島での乗降客が少なかったもの、岡山、新神戸で乗客が増え、大阪でたくさん人が降り、大阪から乗客が増え、さらに名古屋ではビジネス客が増え、東京へ向かう頃にはほぼ満車状態になっていました。 浜松の松林、川幅が大きい大井川、茶畑に流れる雲を眺めながら、遠くに来たなぁと思いました。 久しぶりの東京駅は蒸し暑く、人がすごく多かったです。 東北新幹線のプラットホームに入る前に、専用の改札口があるので、切符を出した後に、プラットホームへ上がりました。 そろそろお昼ご飯時なので、駅弁を買うことにしました。 最近の駅弁は種類が多く、健康志向で面白いです。 迷った結果、コンテスト1位の「21世紀出陣弁当」を買いました。 発車まで時間が20分あったので、早めに乗り込んで駅弁を食べることにしました。 編んだ竹かごの弁当箱を空けてみると、ゆかりとひじきのおむすび3個に、ぶりの照り焼き、鶏の唐揚げ、ばい貝の煮付けに野菜の煮染め、こんにゃくの田楽などのおかずがたくさんつまっていて、大人のヘルシー弁当という感じがしました。 味は関東だからか少し濃い気がしましたが、素材を生かした味付けで、大変美味しかったです。 帰りの新幹線でも買ってしまいました。 人気が高い駅弁なのだそうです。ぜひ一度試してみて下さい。 東北新幹線は東京~八戸間を3時間8分で結び、最終的には新青森駅まで建設されるそうです。 そこからは同じく建設中の北海道新幹線に接続される予定です。 東京駅から出発する「はやて」は、盛岡で分離される秋田新幹線「こまち」と連結されています。 座席はカラフルでふかふかしていて、座り心地がよいです。 はやてに関する情報は、こちらが大変詳しく、勉強になります。 乗り心地はフルアクティブサスペンションのため、上下振動が少なく、ロール感も少なめで、「のぞみ」より快適だと思いました。 大宮を過ぎると、なだらかな丘と森が広がり、東北へ向かっているのだと実感できます。 八戸駅到着後は新幹線の旅が終わり、特急列車「白鳥」に乗り換えます。 乗降客のほとんどが、そのまま「白鳥」に乗るので、そのままついて行きました。 八戸駅は関西国際空港のようなデザインで、白い鉄骨がなだらかな曲線を描いて、天井から透過する光に照らされていました。 広島や東京と違い、明らかに気温が低くてさわやかです。 広島に住んでいると、特急列車に乗る機会が皆無なので、どのような列車だろうと楽しみにしていました。 ブルートレインブームの頃のような車両(ベージュに赤いラインの四角い列車)を想像していくと、明るい紫色と黄色で、おしゃれにデザインされた「白鳥」が入線していました。 座席は新幹線以上に快適で、ふかふかと気持ちよいです。 座席の生地の模様が、「コーヒーを派手にこぼしたんだね~」という色合いなので、少しびっくりしました。 お弁当や飲み物を置くテーブルもあり、少し贅沢な気分になります。 「白鳥」は、JR東日本のものと、JR北海道の「スーパー白鳥」の2種類があります。 私が乗った「白鳥」は、JR東日本のもののようです。 「スーパー白鳥」かっこいい!次回はぜひ乗ってみたいです。 新幹線から特急に乗り換えると、すごくスピードダウンするので、列車の旅だな~と実感できます。 景色は緑深い森から、時々民家の集落を通り、小さな駅を通過して行きました。 青森駅に到着後は進行方向が逆になるため、座席横下のペダルを踏んで、座席を回転させて反対方向へ向けます。 行程の半分を過ぎたかと思う頃に、突然濃紺の海が見えて、びっくりしました。 瀬戸内海と違って、島が無いので不思議な感じです。 青函トンネルに入る前は、電光掲示板と車内放送で案内があります。 トンネル内は暗く、「白鳥」はスピードを少し上げている様子でした。 トンネルを出るとそこは北海道で、北国独特の屋根の勾配を持つ家が、ちらほらと出てきました。 列車で北海道まで来たんだなぁと、感慨深いものがあります。 函館に到着すると夕方になっているため、回りは少し薄暗くなっています。 函館は少し寒く、7月なのに、広島の4月下旬並の気温で涼しいです。湿度も明らかに低く、北国っていいなぁと思いました。 ここから「スーパー北斗」に乗り換えです。 ステンレスカラーのボディをした「スーパー北斗」は、先頭に出入り口が付いた不思議な形をしています。 運転席が2階にあるらしく、乗客は先頭の出入り口まで行くことができます。気分は運転手気分!なので、目の前は線路しかない素晴らしい景色を堪能することができます。 事故時の運転手の安全確保のために、運転席が2階にあるのだそうです。 座席は白鳥と同様にふかふかで、フットレストがあるのがうれしいです。 景色は暗くなり、あまり見えなくなったので、ネットワークウォークマンでニコライ・カプースチンの「8つの演奏会」を聞きながら寝てしまいました。 「スーパー北斗」はスピードが速く、大阪の新快速以上に速いのですが、振り子のおかげで快適な乗り心地です。 苫小牧を通った時に、うわーでかいイオンがある~とびっくりしました。それ以外は夜も遅いので、2時間ぐらい寝ていました。 10時10分頃に目が覚めて、もうすぐ札幌だとおもうとわくわくしました。 11時前に札幌に到着、東出口から出て、切符を全部取り上げられて、広島~札幌への列車の旅は終わりました。 座席探訪 H.net お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年07月17日 02時10分34秒
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