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2005年4月23日、広島県呉市呉港横に開館した大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館)は、2005年11月5日に入館数100万人を迎え、現在も大人気の観光スポットです。
呉市は古くから造船業が盛んで、背後に急傾斜地が多い山が迫り、目の前にある海は深いことから、明治時代に呉鎮守府、海軍工廠が設置されました。 戦艦大和は1941年(昭和16年)に、呉海軍工廠で建造されました。 世界最大級の戦艦は秘密裏のうちに建造され、日本海軍の戦略の混迷によりそれほど運用されず、1945年(昭和20年)に「菊水特攻作戦」で撃沈されました。(戦死者2498名、生存者269名) 「宇宙戦艦ヤマト」の原型である大和は、広く国民に知られており、現在も書籍やDVDなどで、大和の情報を入手することが可能です。 ・Discovery Channel 「海底の戦艦大和」 ・Discovery Channel 「 生存者が語る 戦艦大和最期の一日」 ・NHK その時歴史が動いた「戦艦大和沈没~大鑑巨砲主義の悲劇~「日中・太平洋戦争編」 大和ミュージアムは、呉港のすぐ隣にあります。 交通手段は、JRまたは車ですが、駐車場がかなり少ないため、JRがおすすめです。 現代的な美術館のような形で、呉市を印象づける赤煉瓦調の外観をしており、裏には呉湾を見渡すことができる、素晴らしい眺望が広がっています。 開館して半年を過ぎますが、入館者は多く、観光バスで来られる年配の男性が一番多いように見受けられます。 観賞に2時間前後を要するためか、子供の数は少ない様子で、若い人達もたくさんいました。 意外と多かったのがバイクのツーリング客でした。 入館料は大人一人500円とかなり安く、1日何度でも入場可能です。 中に入ると、最初に目を引くのが「大和ひろば」、大和1/10スケールのモデルで、様々な角度、フロアから見ることができます。 近づいてみると、大量の対空砲にびっくりしました。 隣の部屋からは、呉市の歴史と大和に関する展示品があります。 2ちゃんねる軍事板「大和ミュージアム」スレッドで「神レベルの展示」と書かれていますが、内容の充実度、デザインの素晴らしさは最高レベルだと思います。 説明のビデオ画像のできがよいので、これを販売すればいいのにと思いました。 大和ひろばの反対側の部屋は、「大型資料展示室」で、実物の零戦、回天などが展示されていて、隣室の大和の関する展示の説明が神レベルだったのに対してあまりにもそっけないのが、もったいない感じでした。 ここも大人気で、展示を熱心に見ている人達でいっぱいです。 2階に上がると、歴代の戦艦、空母などの精密な大きいモデルが大量に展示してあります。 さらに、「大和ひろば」を上から見下ろすことができます。 3階は「船を造る技術」、子供が楽しめるような科学実験道具がたくさん展示されており、大人も結構楽しめました。 さらに、松本零士さんの「宇宙戦艦ヤマト」に関連する展示物があり、30代以上の大人には懐かしい感じです。 入口には実物大アナライザがあり、こんな形だったなぁと思い出しました。 4階は書庫・画像検索可能なPCがあるライブラリーがあります。 3階、4階には屋外の眺望が素晴らしいデッキがあり、呉湾を望むことができます。 大和の展示を見た後にデッキへ出ると、大和建造の技術は今も継承されており、造船と自衛隊の街であることを実感させられます。 呉港に発着するフェリーを眺めながら、自衛隊の艦船が停泊しているのを見て、呉市民の心の景色だなぁと思いました。 1階に降りて、ミュージアムショップへ行きました。 大和ミュージアム関連グッズ、呉市名産品を販売しており、大変な混雑ぶりです。 店内はかなり狭く、異様な熱気が(^^;)。 大和が描いてあるTシャツ、トレーナー、タオル類、携帯ストラップが人気の様子でした。 会社のIDカードを、首にかける時に使用するストラップも売っていました。 うちの会社で使えるのなら、是非欲しかった・・・ 意外なところで、かなりかわいい零戦の携帯ストラップやキーホルダーがあったので、買って帰りました。 屋外に出ると、1階正面玄関外にある「レンガパーク」に、戦艦で使用されたスクリュー、錨、主砲などが展示されていて、大きさに圧倒されました。 裏へ回ると、呉港を望む広場へ出ます。 「芝生広場」からは大和ひろばが見え、その前には浅く水を張ったエリアがあり、海の街の素晴らしい演出になっています。 さらに呉港へ向かって歩くと、「大和波止場」があります。 ここから眺める景色は最高です。 2時間では回りきれない程の資料と人の多さに、また近いうちに再訪しようと思いました。 「大和ミュージアム友の会」の会員になると、 ・常設展示を無料で観覧できます。 ・博物館行事・友の会行事の案内をお届けします。 ・ミュージアムショップを割り引きでご利用できます。 ・呉市立美術館コレクション展・入船山記念館の観覧料を割り引きでご利用いただけます。 と、リピーターには大変お得な特典があるそうです。 年会費は2000円(入会日から平成18年3月31日まで)と比較的安いので、入会を検討してみようかなと思いました。 大和ミュージアムへ名前、住所、電話番号を連絡すると、資料一式が送られてくるのだそうです。 帰りは向かいの大型ショッピングセンター「ゆめタウン」で買い物をしました。 呉駅への連絡歩道も完成していたので、便利になったなぁと思いました。 大和ミュージアム(呉市海事歴史科学館) 〒737-0029 呉市宝町5-20 地図はこちら TEL 0823-25-3017 FAX 0823-23-7400 E-mail:kaizi@city.kure.hiroshima.jp 開館時間 平成17年12月31日までは、9:00~19:00(展示室への入室は18:30まで) 平成18年1月1日からは、 9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで) 観覧料 一般(大学生以上) 500円 高校生 300円 小・中学生 200円 上記以外は無料 ※呉市内に在住在学の高校生以下は無料 駐車場 乗用車65台(1時間100円) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005年11月20日 15時06分59秒
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