海への誘い（うみへのいざない）

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仏壇はお盆仕様になり、
精霊さんを迎えると、精霊さん用の食事がお供えされる。
お盆の三日間、朝、昼、夕と、毎食のメニューが決まっているのだ。
１３日夕方（迎え団子）、
１４日朝（盆汁・ご飯）昼（素麺・梅干）夕（ご飯・茄子鴫焼）、
１５日朝（盆汁・ご飯）昼（おはぎ、漬け物）夕（寿司・茄子味噌和え）、
おやつ（西瓜・寒天・あられ）
夕方（土産団子）、夜食（捧げ飯・大根葉の塩揉み）

そして、１４日、
近所の人や親戚の人達がお参りに来る。
早い人だと８時半頃からやって来る。
誰が何時に来るか分からない。
もちろん一日中玄関は開け放たれていて、
人の出入りは自由である。

大阪人の妻はそれを見て驚いていた。
朝ご飯を食べている最中に、
知らない人が勝手に家に上がり込んで来るのだ（笑）。
ケンミンショーレベルやなぁと言って笑っていた。

地域ならではの風習である。