海への誘い（うみへのいざない）

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思えば…
この絵を描き始めたのは五年前だった。
息子が６歳、娘が４歳の時か…。
雨がずーっと降っていて、お外で遊べない日だった。

太陽と海と森の絵…。
漠然と心の中にあった絵である。

金色の絵の具と土を混ぜたり、
海を描く時は海水で絵の具を溶いたり、
木の葉を貼り付けて絵の具を塗ったりした。
何層にも絵の具を塗り重ねた。
最後に本物の真珠を五つ貼り付けた。

甥っ子や姪っ子も加わりながら、
五年かけて完成した。

完成した絵は大自然の力を放ち、
大自然の光で輝き出した…。