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カテゴリ:日本
日本神話の中に国生みの話がある。
イザナギノミコトとイザナミノミコトの二柱の神様が、 国を生み、神々を生んでいく話である。 最初に女神であるイザナミノミコトから声をかけた。 そして、生まれてきた子は、 できそこないの蛭子(ヒルコ)であった。 二柱の神はその子を葦の舟に乗せて流してしまった。 また女神であるイザナミノミコトから声をかけて、 生まれてきた子はできそこないだった。 何故なのだろう!? 天の神様にお伺いを立てると、 女から声をかけたのが良くないと言う。 そこで男神であるイザナギノミコトから声をかけると、 きちんとした子が生まれたと言う。 さて、この話には後日談があって、 葦の舟に乗せて流されたヒルコが、 海の向こうでどういう経験を積んだのか、 立派な神様になって帰って来るのである。 この話が好きでよく学生たちにも聴かせる。 日本ではどんな子にもチャンスがある。 どんな子でも成功する可能性がある。 失敗しても復活することができる。 失敗したってチャンスがある。 誰にでも成功できるチャンスがある。 再生も復活も可能である。 日本とはそんな素晴らしい国なのだ。 毎年恒例になった今年の一文字を発表した。 校長先生の新年の御挨拶が発端で、 もう10年続いている。 継続していくとそれが文化になってゆく。 昨年から自分の中で常若と言うキーワードがよく出て来る。 転職して節目の年、齢を重ねて節目の年である。 自分も常に若くありたい! 今年は「若」と言う字にしようと思った。 しかし、いつもの事ながら年末年始に思いを巡らせ、 五つくらいの漢字を考えた。 で、結局直前になって、再生の「再」と言う字にした。 節目の年に再スタートしようと考えた。 蛭子(ヒルコ)が蛭子(エビス)に成ったように、 再生して復活を遂げようと決意した。 (写真はアフリカで見つけたソープストーンの彫刻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 7, 2020 09:23:20 PM
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