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カテゴリ:子供たち
自分が子供の頃、 学校から帰ると伝馬舟を漕いでよく遊んでいた。 ある日、伝馬舟を漕いでいると、 辺り一面に濃い霧が立ちこめた。 濃い霧で方向を見失ってしまったので、 赤い灯台を目指して漕いだ。 すると赤い灯台の上から一匹の鮹がこちらを見ていた。 赤い灯台に舟を結わえて上って行くと、 鮹はチャポンと海へ飛び込んだ。 鮹を追いかけ、続けて海へ飛び込んだ。 海の中には海藻の森が広がっていた。 鮹を追いかけて海藻の森を泳いで行くと、 向こうに人魚の姿が見えた。 人魚と鮹を追いかけて泳いで行くと海底に龍宮城が見えた。 なんと人魚は龍宮城の乙姫様だったのだ。 龍宮城は鬼に乗っ取られていたので鬼を退治した。 お礼に龍宮城で手厚いおもてなしを受けた。 何日間かを龍宮城で過ごした。 ある時、家のことを思い出して帰ることにした。 龍宮城の思い出に乙姫様から水晶の宝珠と翡翠の勾玉をもらった。 ふと気がつくと、伝馬舟の上に居た。 そうか、舟の上で寝てしまっていたのだ。 ああ、これは夢だったのか…。 目を覚まして家に帰ることにした。 しかし、手には水晶の宝珠と翡翠の勾玉が握られていた。 そんな出鱈目な話をよく子ども達にしてあげた。 寝る前は必ず枕元で話をしてあげていた。 つい最近までしていたような気がするけどなぁ…。 大きくなったもんだ。 子ども達の成長は早いな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 22, 2020 08:00:05 PM
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