海への誘い（うみへのいざない）

日本全国各地に大きな息子や娘たちが居る。
それぞれの子がそれぞれの場所で活躍をしている。
中には一家を構え、良いお父ちゃんお母ちゃんになっている。
本当に頼もしいなぁと思う。
特に遠い島々で生活している姿には頭が下がる。

出張や実習引率でその地を訪れると、
大きな息子や娘たちが会いに来てくれる。
仕事が終わってから来てくれる子、
仕事の合間を縫って来てくれる子、
遠い職場からわざわざ会いに来てくれる子もいる。

卒業時にはいつもあれで良かったのか！？
こうしてあげた方が良かったのではないか…。
そう思い悩む事も多い。

会いに来てくれた卒業生たちは、
「あの時の一言が後押ししてくれた」
「あの言葉がなかったらこうなっていなかった」
「ああ言ってくれなかったら一歩踏み出せなかった」
そう言ってくれる子たちも多い。
それはそれはとても嬉しいことである。
そう言われると冥利に尽きる。

しかし、結局は自分が決断したこと。
自分で選択した結果である。
だから貴方が偉いのだと思う。