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カテゴリ:人生
天照大神が天の岩屋にお隠れになり、 世界は闇に覆われた。 力づくで開けようといても、 天の岩戸は重くて硬くて開くことができない。 世界は闇で覆われ、様々な禍が蔓延り皆は困り果てた。 オモイカネノカミをはじめとする、 多くの神様が知恵を出し合い、岩戸の前で楽し気な宴を催した。 そこで舞い踊った神様がアメノウズメノミコトである。 何故皆が楽しそうに宴をしているのか気になり、 天照大神は天の岩戸を少し押し開いて問うた。 鏡に映した天照大神のお姿を見せ、 「あなた様よりも貴い神が現れたので祭りをしているのです」 そう答えた。 皆があまりにも楽しそうにしているので、 もう少し岩戸を押し開いて見た。 そこを逃さずアメノタヂカラオノカミが手を取り外へ引き出した。 光が照り輝き、世界は再び明るくなった。 天孫降臨の際、皆が畏れた強面の猿田彦命から、 目的を聞き出したのも、陽気なアメノウズメノミコトであった。 力づくでは天の岩戸は開かなかった。 楽しそうな笑い声が天の岩戸を開いた。 禍を鎮める為には「楽しい」と言う思いが必要か。 大変な時こそ「楽しむ」と言うことが必要か。 日本神話を読み解くとおもしろい。 写真は二葉旅館の「日の出」と言う部屋から見た日の出である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 8, 2021 08:00:07 PM
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