海への誘い（うみへのいざない）

久しぶりに娘と走った。
以前はよく夜一緒に走っていた。
一緒に走ったのは、もう一年以上前になるか…。

すぐに歩きたがるので、
「ゆっくりでも走らんと練習にならんよ」
そう言ってできるだけ走らせていた。

一年の月日は大きい。
子ども達は成長過程の真っ盛りである。
自分の体力は衰える一方である。
「ちょっと先に走ってて」
「もうついていかれへんわ」
娘の走りのフォローもサポートもできない始末…。
ついて行くのに必死である。
いや、ついて行けなかった。

娘の練習はジョギングではなかった。
思いっきりランニングだった…（笑）
足はガクガク腰はフラフラになった。
しかし、とても心地良い疲労感だった。
良い感じの筋肉痛になった。
そして、何よりも気分が爽快だった。