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カテゴリ:海
椰子の実 「名も知らぬ遠き島より 流れ寄るヤシの実一つ」 この歌詞はとても有名なので子どもの頃から知っていた。 浜辺で祖父から聴いた記憶がある。 島崎藤村の詩だという話も聴いた。 祖母から島崎藤村の詩を教えてもらった。 この歌詞の続きは知らなかったし、 柳田國男の体験が元になっているという事も初めて知った。 浜辺に流れ着いたヤシの実を眺めながら、 暫し物思いに耽ってみる。 故郷の岸を離れて 汝はそも波に幾月 旧の木は生いや茂れる 枝はなお影をやなせる 我もまた渚を枕 孤身の浮寝の旅ぞ 実をとりて胸にあつれば 新たなり流離の憂い 海の日の沈むを見れば 激り落つ異郷の涙 思いやる八重の汐々 いずれの日にか国に帰らん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 30, 2023 08:38:29 PM
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