夕方
やっぱり、起き上がれない。 どうも、夢の中で「予期不安」が起きているらしい。 いくつもの夢を見た。 しかも、結構「夢」の内容を覚えている。 インパクトがあったのを一つ。 年齢は、今の年齢。「病気」の治療?の為に何故か沖縄の高校に通っている自分。医者が、「高校に通うなら、髭はダメだよ」 と言うので、髭を剃った。 ・・・夏休み前、「芸術」の授業で「美術」を選択していた自分は、夏休みの課題絵画「私のふるさと」をテーマにスケッチする場所を探して通学路を散策していた。照りつける、南の島の夏の太陽。 仲良くなった地元の同級生?(大分年下だけど)と一緒に、案内してもらいながらフラフラ。彼らは、「こんな場所、何にもないさー」 と言っていたが、いえいえどうして自分が見れば面白い。古い町並み、史跡・・・。そんな場所を散策していた。「えー、そんな事ないよ!ここだって、いい場所だし。」 そう言って、ある史跡の前で自分が言いながら、指を四角くして、構図を切り取っていた。「そうかなぁ?・・・」 そんな言葉を交わし、いろんな構図を切って見ると、目の前に女性が目に飛び込んできた。 と話はそこから、進展する・・・。彼女に、「モデル」をお願いする事になる。ちなみに彼女の外見は、黒髪のロングで、若干自分より年上。別にコレと言った特徴は無い。が、健康的に焼けた肌が眩しい。し、何処と無く影があるけれど、笑顔が風景に溶けている。 夏休みになり、彼女と待ち合わせ、近場を案内してもらいながらスケッチではなく、シャッター(カメラ)を切る。 不思議と、風景と彼女が構図的にピッタリくる。場所を変えて、何度かシャッターを切る間に、独り言で、「何でだろー。」 すると、「それ、デジタルだよねー。S2PRO・・・高いでしょ、それ。なんでそんなカメラ持ってるの?」 話が進む・・・。彼女は、ファッションカメラマンを目指していたらしい。が、両親がいなく、一人の祖母の面倒を見るために、沖縄に帰ってきたそうだ。 ・・・もう止めよう。長くなるし、自分の恥部をさらすようだ。結局、沖縄で農業をしながら彼女と暮らすことになるのだが・・・。 そんなんで、今日も「ああー!」ってな感じで一日が終わろうとしていた。 夕方、弟が帰ってきた。今日は飲み会でシャワーを浴びるために一時帰宅。18時少し前だった。目の前が「クラッ!」ときた。「おい!地震だ!。」「え?今、ドア開けたから音したんじゃないの?」「違う!地震だ。長い・・・」「?」 なぜか、地震に敏感な身体・・・なんで? 弟が、「デカイ!」「まった。」 急いでTVをNHKに。テロップが、「感等甲信越地方で、地震」とでる。「おい、震源遠いぞ。コレ、かなりデカイ地震じゃないのか?」「神戸?・・・」「いや、もっとデカイかも・・・。」 テロップが、「M6,8。最大の震度が、6強」 ニュースは一行に新しい情報が入らない。っと、二回目。長い・・・。「また?」「余震だろう。でも、余震は震源地に近くないと来ないはずなんだが・・・。」 ニュースのテロップは直下型を示す。津波に念のため注意と・・・。「内陸の直下型地震は、津波は無い。でも、ちょっと普通じゃないぞコレ。」 弟は、飲みに出たがこっちはズーっとTVに釘付け。 脳裏には、阪神大震災が浮かぶ。当時、学生で実家から東京に帰る、朝一の新幹線に乗っていた。最初に聞いたのがクルマのラジオ。「関西方面で地震があったらしい。」 あまりにも少ない情報。新幹線の車内でも、「関西方面で地震があった模様。調査の為、現在京都以西がストップ。」 それで、東京に帰り着いて見たTV映像が・・・。 ネットも駆使して、最新の情報を探す。政府筋はマルで情報が上がらない。地震研もダメ。一番は、やはりNHK。災害に強いぞNHK。 現在、22:30。ようやく自衛隊の投入が開始された。民放は情報が錯乱している。NHK、は完全に分かった情報だけを流している。 地震発生が、17時として自衛隊投入に5時間以上かかっている。阪神の教訓が生かされていないではないか! 災害派遣の場合、知事の要請がないと自衛隊は出動できない。新潟県知事、災害が落ち着いたら辞任だな・・・。 業を煮やしたのか、政府の反応は今回早かった。すぐに、対策室が出来、「災害派遣要求」が出る前に、(多分、内閣の独断で)調査を名目に自衛隊を投入している。 余震が続き、大分冷え込んでいる。もう少し、素早い(県の)対応があったなら、少しでも多くの被災者が、恐怖に怯えて過ごす夜を回避出来なかったか・・・。 死者の数はどの位になるのか・・・。 いったい震度5以上の地震、いったい何回おきたんだ・・・。 精神系の病気を患う人も増えるだろう・・・。 まぁ、私個人は何も出来ない。 ここから少しでも多くの人が助かる事を望み、被災者の方の混乱を少しでも早く無くなる事を悲願するしかない・・・。