カテゴリ:ニュース
毎週仕事で山陽新幹線で関西に向かい、この線を使うこともあります。
今回私は免れましたが、親戚が今回の事故に巻き込まれました。 物凄く恐ろしいとんでもないことで、呆然とするばかりでした。 しかし、その一方で、一歩間違えばこうした事故が起きるのに、 これまでこうした事故が起こらなかったことも実は凄いことだとも感じました。 本来、鉄道のシステムは、一般の我々が考える以上に緻密で堅いものなのだと・・。 それなのに、こうした事故が起きてしまった。 JR西日本には、きちんと原因究明して、足元から見直してほしい・・と思います。 しかし一方で、 こうした事件が起きると、一斉に責め立てる報道機関や世論のあり方にも、何か違和感も感じます。 「速さや正確さを求めすぎる、安全よりも利益重視する体質」を見直すべきなのは確かにそうなのです。 では、たとえば、利用者側も、本当に、速さや正確さを求めていなかったか?というと、疑問です。 私は今回の事故は、何か、単にJRの体質、というだけでは片づかない、最近の日本のあり方の問題、という気がするのです。 あたかも「自分は関係ない」「自分ならそんなことはしない」というような顔で責め立てることの方が、私は深い恐怖を感じます。 そうした姿勢では本当のことは見えてこないと思います。 表面的な間違いを指摘するのは簡単なのです。 しかし、どうして、そんな簡単にわかるような間違いをおかしてしまうのか。 もし自分が、運転手やJR西日本の立場だったら? どうしてそこまで行き着かざるを得なかったのか、というところまで目と心が届かなければ、 表面的な解決ではまた同じようなことが起きてしまうのではないのか。 最近の報道のあり方は、実は、JRの体質や精神性と根っこは同じで、悪循環を促進するばかりだと感じます。 私は、国民一人一人が、自分もJR西日本のような体質に、精神的に加担してはいなかったか、と問うべきなのではないかという気がしています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 3, 2005 07:45:42 AM
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