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カテゴリ:エアデールテリア
しばらく時間があるのでレストランでお茶しながら知り合いと話をしてふと時計をみるとお昼に近かったので今の内に昼食をとろうと別の店に移動している途中に決勝戦に出る選手を呼び出すアナウンスが聞こえた。急がないとまずい!こういう時に限って間の悪い事に時間が掛かるメニューを頼んであったりするが今日が正にそうだ。頼んだものが出来てこない・・・。スピカは5番目だが気が気ではない。やっとの事で出てきた味噌天丼をかきこんでいると竹本先生がスピカを連れてトイレの方へ歩いて行くのが見えた。あわてて食べ終わって僕もトイレに行くとスピカがまだトイレの前にいてホッとした。車からカメラを出して会場へ急いだ。間もなくスピカの決勝戦が始まった。1本目、一回戦と同じように選別台に行き布を咥えてくる。結果は×、2本目は咥えた布を途中で落としてまた選別台に戻って嗅ぎ始めるが結局何も咥えずにハンドラーの元へ・・・いつものように片方の前足を上げて停座する。結果は○、これはゼロ回答だったのだ。後で竹本先生に聞いたところによるとスピカが片足を上げた時は間違った事が無いそうだ。続く3本目も○、最後の4本目も○。結果は×○○○。この時点でスピカがトップに立った。残るはスピカと同じく一回戦で3-○を出したシェパードのみ。ハンドラーにはかなりのプレッシャーが掛かっていたのだろう・・・結果は4-×。先にやった犬の中にもスピカと同じ成績のシェパードがいたが一回戦の成績がスピカのほうが上だったのでスピカの優勝が決まった。スピカが日本一になった瞬間だ!全国1300頭の嘱託警察犬の頂点に立ったのだ。これを快挙と言わずして何を快挙と言うのだろう?いや~、鳥肌もんでしたね。優勝の瞬間に立ち会えることなど滅多に無い事だし、それも兄弟犬となるとうれしさも一塩だ。スピカを取り上げたヤミィママは感激して号泣していた。 スピカは共に旧東独系エアデールの父ニックフォンデァハインリッヒスブルク、母ヤロモニス・ヤミィの間に生まれた12頭のうちの1頭である。同胎には日本訓練チャンピオンの警戒でChgに入ったスーオブパドルビーがいる。竹本訓練士は昨年のカーリンに続いて2年連続の優勝となる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.06.04 00:33:08
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