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皆さんも１冊や２冊は犬のしつけや訓練の本をお持ちでしょう。皆さんはこれらの本をどんな基準で選んでいますか？写真や絵が多いとか説明がわかりやすいとかいろいろあるでしょう。僕もサードの前に飼っていたビーグルを飼い始めた時には自分で勉強して訓練しようと思って訓練の本を買ってやり始めましたが結局挫折してしまいました。当時のこういった類の本は専門用語が多くて書かれていることが頭の中にイメージ出来ませんでした。結局、訓練所のお世話になったのですが実際に訓練所でやり方を教わってみて「あぁ、本に書かれていたことはこういう事だったのか」と何度か気付かされる事がありました。
　さて、僕の本の選び方ですが最初にトイレのしつけについて触れている部分を探して「子犬がトイレを失敗したらどうするか」を見ます。ここで『トイレを失敗したら犬の鼻をそこにこすり付けて・・・・』なんて書いてある本は絶対買いません。どうしてかと言うとこの本の著者は犬の行動学を勉強していないからです。なぜならば、犬にとって排泄自体がご褒美のなので排泄が完了した後の罰、つまりトイレの失敗に対する罰は効果が無いのです。トイレの失敗は叱ってはいけないのです。以前、僕の住んでいた町内で家を新築するのでそれまで住んでいた家を解体したところ、人目に付きにくい所が腐っていたそうです。子犬の時にトイレの失敗をきつく叱られたその家の犬が家人に隠れてそこで排尿をしていた結果なのです。話が逸れてしまいましたがヘタな訓練本やしつけ本を読むよりは犬の行動学について書かれた本を読むことをお勧めします。フリーページの『犬好きのための図書室』にお勧めの本を載せてありますのでご参考にしてください。
　トイレのしつけが上手くいかないという人が良くいますが、コツさえ解れば早ければ３日、長くても１週間くらいでマスターできるはずです。それはワンツートレーニングと言って日本盲導犬協会のパピーウォーカーの方々にも取り入れられている方法で他のトレーニングが上手くいかない人でもこのワンツートレーニングが出来ない人はいないそうですからご安心を　子犬は眠りから覚めたとき、遊んだ後や食餌の後などに排泄をします。その時をとらえて「ワンツー、ワンツー」と言い続けます。そして子犬が排泄したら大げさに褒めてあげておやつを１かけらあげます。これだけです。これを続ければワンツーが排泄のコマンドとなって排泄をさせる事が出来るようになります。これを教えておくと犬連れで出かけた時、休憩で止ったサービスエリアなどでも苦労せずに排泄をさせる事が出来て便利です。うちの犬はもう大人だからとあきらめている人も成犬でもマスター出来ますからお試しあれ