窓用 防犯フィルムの不思議
前に「窓用防犯フィルム(シート)は役に立たない」っていうのを書きましたが、今回はその第2弾です。というのも、今日久しぶりに新ページをアップしたんですが、その名も「狙われやすい窓の防犯-フィルム編」。「役に立たない」と書いたのは、何も「まったく使えない」というわけではないんです。あくまでも「完璧ではない」という意味。どのショップにも書いてあることですが、泥棒(空き巣)の侵入経路の7割以上は窓から。「ピッキング」などの話題にはなりましたが、ドアからの侵入はわずか1割程度と、窓に比べれば決して多くはありません。なぜか? それは、窓からの侵入のほうが簡単だからです。そりゃそうです。カギをこちょこちょやったり、ましてや鉄のドアを突き破るよりは、ガラスの窓を突き破ったほうがずっと簡単ですもんね。その簡単さを、いかに簡単じゃなくするか? 侵入に手間をかけさせるのかという意味で、防犯フィルムは効果があります。警視庁生活安全部講演資料のデータ(なんと本物の空き巣常習犯45人に聞き取り調査)によると、「犯行を断念するまでの時間」というのがあって…、「5分以内(58%)」「5~10分以内(20%)」「10分以上(15%)」なんだそう。5分という短時間であきらめるケースが6割近くもあるわけですね。そんなとき、やはり泥棒の防波堤として防犯フィルムは効果があるわけですよ。しか~し、どの商品とはいいませんが、使用方法の説明に「カッターで簡単に切ることができるのでサイズの調整ができます」とか「はがすときはドライヤーで温めながら…」云々と。え”ーーーーーっ!? って感じ。確かに事実なんでしょうが、防犯グッズ売ってる側としてのなんだか配慮に欠ける感じがするんですけど、どうなんでしょ?by セキュリティ・モールでした。「窓用心」 7,875円