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エタ-ナル・アイズ

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2024.08.14
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カテゴリ:カテゴリ未分類
​と言ってる間に、既に5000オーバー、しかも3000/日越えヒットと言う、いつぞやの方、もしくは方々の気配が濃厚ですが(苦笑)。
2060000ヒット分、地道に書いておりますよ。
どう言う形であれ、どう言う意図であれ、ヒットを上げて下さったことを活かしたいです。
ありがとうございます。
色々物騒なことが起こって、心配が募っている世界で、読んでくださってありがとう。

頑張りますね。

以下、続きを少し。
もうしばらくお待ちください。

****************

 ひや、と首を竦めながらも、咄嗟にユーノの体は反応した。

 雨が降り、夕闇の中で一つ一つ敵を誘い込み追い込む場所を確認し終わって、レスファート達のところへ戻ろうとした矢先、南門付近で響いた激しい叫びと怒号に振り向いた瞬間のことだった。

 抜き放った剣を構える前に体を引いたのは正しかった。首間近を掠めた切先、既に懐まで接近を許したと気づいて、体を捻りながら周囲を睥睨する。降り始めた雨の中、通りを前後から満たすようにじりじりと迫る集団、マントを羽織っていたのをそれぞれに脱ぎ捨てていく。奇襲を避けたユーノの挙動で、マントが邪魔になると判断した辺りが並ではない。

「…貴公らは何者か」

 呼び掛けたのはこちらの緩みを演出している。こんな状況で、まだ「何者か」を問うような神経では、さっきの動きは偶然だろうと思わせたかった。同時に薄暗闇の中、灯ひとつも掲げずに詰め寄る敵の情報が欲しかった。

****************


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Last updated  2024.08.14 20:19:37
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