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せーぐる

せーぐる

2005年03月13日
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カテゴリ:カテゴリ未分類
 今回の日記は、目的が不純です。パンの知識について、書くのが目的ではありませんので、まーったく期待しないで下さい。御期待にはそぐえません。

 お気に入り日記に登録して頂いていらっしゃる方のサイトに行くと、「イーストの危険性?」という文字が、目に飛び込んでくるので、私自身が「ドキッ」っとするから、日記を書いています。最新タイトルを変えたいだけなんです。
 不純ですよね。(笑)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 とはいえ、前回の日記で書いた事は、私の正直な感想ですから、「ほら話」という訳ではありません。
 私のする「ほら話」は、相手に、荒唐無稽な世界の話をして、善意で喜ばせようとするものですから。

 ちなみに、「ほら話」をする事は、日常の私の、「とても好きな事」の一つですが(あまりやりすぎると、本気で言った事も信じてくれなくなるのが、やや問題ですけど・・・)、イーストの件は、以前から「なんでそんな事言ってはるんやろか」と思っていましたので、主張するには良い機会でした。


 すこし、話が変わりますが、私は、スーパーなどに買い物に行く時に、仕事柄、ついついパン売り場に足を運んでしまいます。

 先日、食パンの棚に「イーストフード、乳化剤、不使用」と書いてあるプライスカードを見かけました。ほうほう、と、実際に食パンを手にとってみて、内容物表示を確認してみると、どうして入っているのか意味がわからない(いや、正確には、意味はわかるが、入れる必要が無い)材料が羅列してありました。
 あえて、「イーストフード・乳化剤不使用」の宣伝文句をつけた目的は、安心、安全を重点的にアピールのでしょう。

 確かに、その食パンには「イーストフードと乳化剤」を使用していませんでしたが、明らかに「余計なもの」が入っていました。「天然素材」を使用する事により、同様の効果を得る事で、イーストフードと乳化剤の代用とするつもりだと思われます。

 大手の工場では、機械を使用したラインで、パンを製造します。
 機械を使うことは、生地に多大なるストレスを加える事になりますので、従来は、そのストレスによる影響を最小限に抑制する為に、「イーストフードと乳化剤」を加えて来ました。
 しかし、「イーストフードと乳化剤の添加」が顧客に受けが良くない事であることが知られてくると、「イーストフードと乳化剤」を入れずに、ラインを通っても大丈夫である生地作りの必要性が生じてきました。
 そのため、「イーストフードと乳化剤」を入れない、妙な配合のパンが生み出されていく訳で。

 そんなことなら、まだ、「イーストフードと乳化剤」を使ってくれたほうが、まし、と思ったわけで・・・。なぜなら、そのほうが、安価に、ラインを通る生地を作る事ができる訳ですから。配合をこねくり回すよりは、どれだけ、潔いことでしょう。

 それと同時に、そういった「宣伝文句(イーストフード、乳化剤、不使用)」を使用する事が、あまりパンの事を良くわかっていない、なによりの証拠なのです。
 もし、パンの事を理解しているのでしたら、「工業生産品のように作られるパンの限界」はわかるのですから、イーストフードや乳化剤を使わないだけでは、なにも変わらないと思うのですが・・・。 

 スーパーを責める訳では無いのですが(あんなに多品種のモノを置いてあって、専門的な知識まであったら、無敵です。中小商店はとっくに潰れてます。)、「パンってその程度の認識で良いんだなぁ」と、がっくりと気分が落ち込んできますね。

 世の中の「パンの認識」とは、このようなものです。あまり、パンについて、正確な情報が伝わっているとは思えませんし、市場売り上げの75%は、大手の袋パンである、という事柄からも、それを見い出す事ができるかもしれません。
 
 しかも、パンは外来の食文化です。
 今後、フランスやドイツなどのように、伝統のある食文化や地域色のある食文化、技能の必要な食文化は、政府などから保護される可能性がありますが(ex. フランスのA.O.C、M.O.F、ドイツのマイスター制度など)、日本におけるパンについては、保護される可能性は、かなり低いと思われます。
 

 そんな日本のパン事情の中で、「イーストには危険性がある!」だなんて、断定される方がいらっしゃるとすれば、私としては「イーストの弁護」をしたくなる訳です。両者の意見が存在して、はじめて「議論」が成り立つ訳で・・・。
 たまには、きっちり弁護する人間がいても、良いんじゃないかなぁ、と思います。

 そんな性格だから、このようなサイトを開いている訳で・・・。
 本当は、そんなに暇じゃないんですよ~。こういった「商売抜きで慈善事業」をするのが趣味なんです。(笑)

 まず最初に「商売抜きで、書く事」としたのは、自由に正直に書きたかったからですし、あくまでも正体を明かさないのも、商売が絡んでくるからです。おおっぴらに書くと、いろいろ影響が出て来そうなので・・・。
 
 あと、信じる信じないは、御自身の判断で、ということで。
 世の中には、人の数だけ、正義がありますから。

 ぐだぐだと、書いてしまいました。
 いまさら、上記のような事は、皆さんが承知の上でしょうから、改めて書く必要もないのですが、まぁ、ついで、ということで・・・。


(2005年3月20日、補筆しましたが、収拾つかない・・・駄文ですね。時間のある時に、ひとつひとつのテーマを、丁寧に書いていきたいと思います。)





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Last updated  2005年03月20日 21時01分09秒
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