ゲンダイエージェンシー決算発表ありました。
2411ゲンダイエージェンシー決算発表ありました。非常に好感のもてるIRだと思います。能力の高さ、誠実さを感じます。ただし、外部環境の激変には優秀な経営者でも逆らえないものがありますので私は引き続き悲観的です。以下、引用しますが、基本的な「仮定」の上で、今期予想を出していますが、かいつまむと、1完全被災地エリアの売上はゼロ2東北・関東エリアの広告自粛を4・5月と定め、6月より復活3節電要請などで売上10%カット4間接費上昇は、給与及び外注費カットでチャラと想定しているようです。ここには、楽観:広告が秋から100%稼働、その他事業の復活は含まれず、悲観:世間の厳しい目(消費者金融的、石原都知事)、震災を受けて、新聞業界がネットに移行することによる折り込みチラシ自体の衰退、大手の参入【博報堂子会社】の動向も含まれていません。私は、どちらかと言うと、今期に限ってはより悲観的であり、何割かの確率ではパチンコ折り込み広告自体がなくなるリスクもあると思います。そのリスクを乗り越えれば、来期以降はゆっくりともとにもどれるかどうかといったところでしょうか。・直接的被害のあった仙台、郡山営業所の収益について震災による直接的被害のあった、当社仙台営業所および郡山営業所においては、本年5月1日以降、早期の営業正常化に向けて取り組む予定ではありますが、当面の需要回復は望めない見通しであります。両営業所の当社顧客において、年間約△1,200百万円の広告需要が消失するものと仮定しております。・震災に伴う業界団体の取り決めによる広告自粛の当社収益への影響について震災直後よりパチンコホール業界団体の取り決めにより、各都道府県単位で広告活動の自粛が実施され、東北、関東地方を中心として本日時点においても自粛が継続しております。この影響で本年4月、5月の2ヶ月間において、仙台、郡山の両営業所を除く全国の当社顧客において約△1,600百万円の広告需要が消失するものと仮定しております。・夏場の電力問題に起因するホール営業の変化と、その後の間接的な広告需要への影響について本年6月以降、主に東京電力管内の当社顧客において、輪番休業や営業時間短縮等の可能性と、広告活動への影響等を考慮し、約△2,000百万円の広告需要が消失するものと仮定しております。・震災後の印刷原価の動向について震災前の計画段階では、全社的なローコストオペレーションの継続による一定のコストダウンを見込んでおりましたが、震災後の印刷用紙、インク等の原燃料の供給不足と、それに伴う印刷原価の上昇の可能性を織り込んだ結果、コストダウン効果は印刷原価の上昇と完全に相殺されるものと仮定しております。