赤い花の髪飾り
いつも祖母の施設の食事を見ていると、すごく手をかけてくださっているな・・・って感心します。たとえば、焼き魚に鮭がついていると、「骨を抜いただけで焼いてある」と「一度フレークにして、形を整えて焼いてある」と「フレークにしてゼリー状にしてある」等など、お年寄り一人一人の状態に合せて調理してあるのです。貧血の人には鉄分のヨーグルトとか付いています。おかげで祖母はずいぶん元気になりました。この写真は十五夜の日のデザートです。ゼリーがちゃんと雲から覗いている月になっているんですよ。ちょっと楽しいでしょ 今日は昼食の後、祖母と温室に行きました。綺麗な花がいっぱい咲いていました。その中の赤い花を1輪だけちょっといただいて・・・・祖母の髪に飾ってみました。白髪に赤い花が映えて可愛い・・・洗面所の鏡の前に祖母を連れて行きました。私 「婆ちゃん・・・見てん。可愛いじゃろ~」祖母 「わぁ・・・ホントじゃ・・・ハハハハハ・・あんたは面白いの~・・ハハハハハ」そのまま車椅子を押しながら、廊下を通って食堂に連れて行くと、すれ違う職員さんやお年寄りが祖母の頭上の赤い花に気がついて、ちょっとビックリして、クスッ・・と笑います。祖母はその度に「良いじゃろ~・・・」「可愛いじゃろ~」とニコニコしながら頭の上の花を指差していました。今日も祖母は上機嫌・・・・とっても元気でした。