主治医との会話
今日の母の様子は・・ほとんど眠っています。食事の時には起して食べさせるのですが、半分眠っている状態で食べています。ベッドの背を起してもたれさせて、テーブルを近づけて食べさせます。座位が保てず、だんだん崩れていくので、クッションなどを入れて、時々崩れた体制をもどしながら食べさせます。今日は左手にスプーンを持たせて、私が頭を両手で支えた状態で食べさせました。夕方、主治医が来られました。治療を続けても悪化していく母の様子に困惑されているようでした。「脳梗塞自体はそんなに悪い状態ではないのに、毎日治療をして検査をしても数値が良くならない・・血糖値も下がらない・・・」だから以前私が言っていたことが気になられて、もう一度訊きに来られたのだと思いました。私は元気だった母が脳梗塞になるまでに起こった変化を一つ一つお話しました。 ここで患者の家族としてしてはいけないことは、「素人の憶測は言わないこと」です。医師には起こった事実だけを細かく正確に伝え、医師の判断に任せなければなりません。医師から「家族から看てどう思うか・・」と訊ねられれば答えますが、そうでなければ返って診断の邪魔になることがあるからです。 医師は真剣に話を訊いてくださいました。そして「分かりました。」と部屋を出て行かれました。(どうか原因が判って、母を助けて欲しい・・・)心の中で必死に祈りました。