私が祈ったこと・・
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分・・・広島に住んでいながら、その日時を正確に答えることができない子供達が増えているとニュースで言っていました。66回目の原爆記念日・・・もう遠い昔の出来事になってしまっているのでしょうか・・・広島では8時になるとテレビがどのチャンネルも全部記念式典の放送になります。原発事故で改めて放射能の恐ろしさを感じた今年は、特別な思いで式典の放送を見ていました。当時、何とか生きのびた人々は、放射能というものが何なのかも知らずに、汚染された土地に住み、汚染された食べ物を口にしていたんだな・・・・それでせっかく助かった命が消えていった・・・・・「知らない」というのは怖いことだな・・・って思いました。悲しい出来事ではあるけれども、体験したことを後世に伝えていくことは、とても大切なことだと感じました。もしかしたら今回の原発事故で困っている人たちに役立つ何かがあるかもしれない。どうかもうこれ以上放射能で亡くなる人がありませんように・・・・黙祷の時に祈りました。祈り/INORI