介護日誌
28日のこと・・・昨日母の導尿の時に血尿が出たけど、今日はほとんど色が無くなっていた。一時的なものだったのか・・・とホッとする。29日のこと・・・・今日の導尿時、やっぱり血尿が出た。それも一昨日よりも多い。これは気のせいでも一時的なものでもない、あきらかに異常だ。膀胱炎を起こしているのかもしれない。すぐに処置しなければ、ただでさえ腎機能が落ちているし、貧血だってあるのに・・・・でも・・・使用済みの尿パットはうっすら黒いけれど、赤くなっていないのに・・どうしてだろう・・・・疑問に思った。そうか・・・出血量が少ないから尿パットには尿で薄められて色が消えてしまってるんだ。数日前からバットがうっすら黒いのは、時間が経った血液が赤から黒に変色したものなんだ。排尿の後に導尿をしているから、尿で薄まっていない血液を採取することになり血尿だと分かるんだ。これだと使用済みのバットを見ただけでは、血尿に気づかない・・・・・たぶん職員さんはまだ気が付いていないはずだ・・・・と思った。急いで看護師さんに知らせて、導尿の時に採取した尿器の中の血尿を見せた。看護師さんは驚いていた。私 「すぐに施設医に知らせてください」看護師「調べてからじゃないと知らせられません」私 「これだけ赤いのに・・・じゃ検査をしてください」看護師「尿器に採った尿では雑菌が入っているから正確な検査ができません」私 「じゃぁ 検査用の清潔な容器をください。また尿を採りますから・・」看護師「ここには容器がありません」私 「・・・・・わかりました。それでは母を病院に受診させる時に使っている尿検査用のスピッツを持っていますから、それに尿を採ります。今日は日曜ですから、今から採っても検査はできないんでしょうから、明日の導尿時に採取してお渡ししますので、検査してください。その結果を医師に知らせていただけませんか?」看護師「・・・・・・」いつものことだけど、私が必死になって訴えても、なかなか信じてもらえない。きっと介護士さんからの報告もなく、母が熱を出したり、痛がったりの症状がまだ出ていないからだろう。でも毎日世話をしている家族の言葉を、どうして聞いて貰えないのか・・・と思う。心身ともに疲れてしまう。夕食前の血糖値が437だった。あまりの数値に驚いて、すぐに手を右手から左手に変えて測りなおしてみると左手は397だった。左右でこんなに違うの?・・っと思った。夕食は吐き気を訴え少ししか食べなかった。 30日のこと・・・今日施設に行くと廊下をすれ違った看護師さんが「血尿は止まったようですよ。良かったですね」と言われた。私は「そうですか・・・? そうだったら良いんですけど・・・今から導尿をしてみますから・・」と言った。たぶん、夜間のオムツ交換時の尿パットを見て、介護士さんは(出血はしていない)と思ったのだろう。そしてその報告を聞いて看護師さんは(血尿は止まった)と思ったのだろう・・・と思った。でも、私の予想では出血していても尿で薄められた血液が出ているので、パットを見ても分からないのだと思った。たぶん排尿をさせた後に導尿をすれば、尿で薄められていない血液が出るのだと思った。そして導尿をすると・・・・やはりあきらかに赤い尿がカテーテルの中を流れて行った。私はそれを検査用のスピッツに採り、残りを尿器に採ってから看護師さんを呼んだ。数名の看護師さんが来て、尿器の中の血尿を見て、スピッツに採った尿を検査紙で調べていた。検査結果を見ながら、表情が硬くなっていくのが分かった。これで医師に報告してもらえるだろう。今のところまだ母はめだって具合の悪い様子はない。発熱などの症状が出て悪化する前に早く治療してもらいたい・・・と思った。夕方・・・抗生剤レボフロキサシン(100)1錠 7日分処方あり・・・本日は夕食後。明日から昼食後に飲ませるように指示あり。良かった。