介護日誌
今日午前中、いつものように母の導尿をしていると、カテーテルの管が真っ赤になった。血尿だ。(どうしたんだろう・・私がカテーテルでどこか傷つけちゃったのかな・・・)母の毎日の間欠導尿を始めて1年以上経っているから、上手くなっていると思っていたけど、失敗したのかな・・・と思った。でも、母の表情を見ても、特に痛がっているような様子は無い。そういえば、ここのところ導尿をした時に変だな・・・と思って気になっていたことがある。母の導尿をする時には清潔を保つために、まず始めに母をポータブルトイレに座らせて排尿を済ませた後、座らせたままビオレUで下部を洗い、ボトルのお湯で綺麗に洗い流し清潔な布で拭いている。その後に母をベッドに寝かせて下部を消毒して導尿をする。排尿を済ませた直後に導尿をするのだから、残尿はほとんどない・・と思われるだろうが、不思議と体調によって日々尿量は違う。体調が良いときにはだいたい100ml以内になるが、悪いときには400mlを超える時もある。血糖が高く喉が渇いて飲料が多かった日やずっと眠り続けて脱水ぎみになったりした日、体調で膀胱の感覚が鈍り、排尿する力が違ったりするので、膀胱に残っている尿量は日々まちまちだ。導尿の時は透明なカテーテルの中を通っていく尿の様子を見ながらしている。糖尿病で腎機能が落ちて淡白などが出て白く濁っている尿や綿ゴミみたいな汚れがカテーテルの中を通っていく。カテーテルの中の尿の色が透明になり、流れが止まったら終了しているのだが、ここ数日導尿の終わり間際にカテーテルの中に空気が入っていた。今までずっと終わる時でもカテーテルの中には尿が残っていたのに、ブシュ・・と空気が入ってくるのだ。それは膀胱がまったく空になること・・こんなことってあるのかな・・・・と今まで一度もなかったことだから、ちょっと疑問に思っていた。それに朝来たら、夜間の尿量を測るために使用済み尿パットの重さを測っているのだが、その時パットの表面を見て(なんだかちょっと黒いような気がする・・)と思った。それがここ数日続いていた。そして今日の血尿。腎機能がだんだんと落ちている母。何か母の体に変化が起こっているのかもしれないな・・・と思った。今日初めてのことだし、母が痛がったりしていないので、このまましばらく様子を見ることとする。