『その決意に、あなたは涙する』 
急きょ、『ぼくのメジャースプーン』を読んでいた二男が、 私が読み終えた『ツナグ』を先に読みたいと言い出したので 私が先に『ぼくのメジャースプーン』を読むことに。 昨日の夕方から読みだし、またまた一気に夜中に読み終えました。 話の内容は。。。 小学4年生の『ぼく』は大好きな幼馴染ふみちゃんとのある出来事から 不思議な力を持っていることを母親から知らされます。 そんなある日、学校でふみちゃんが大切に世話をしていたウサギたちが 医大生、市川雄太によって惨殺されます。 第一発見者は、風邪をひいてしまい当番だったのに行けなくなってしまった ぼくの代わりに朝早くにウサギのお世話に登校したふみちゃんでした。 しかも、そんな惨状になっているとは知らずに ウサギ小屋に向かっているふみちゃんとすれ違った市川雄太は ふみちゃんにとんでもない言葉を投げかけます。 その後にふみちゃんが見た惨状、 市川雄太から投げかけられた言葉にふみちゃんの心は壊れます。 最初の数ページでぼくから見たふみちゃんが書かれているのですが、 本当に良い子で、なのでなおさら読み手は この市川雄太の言葉に怒りに震えます。 読み手がこうなるのですから、ウサギを殺し、ふみちゃんの心を壊した 市川雄太をぼくが許すわけがありません。 執行猶予を受けた市川雄太が生徒に直接会って謝りたいと いうことになります。 学校はそれは出来ないと断りますが、直接市川雄太に会い、 不思議な力を使って復讐したいぼくは 不思議な力を先生に使い実現させることに成功します。 もちろんぼくの母親も反対します。 面会の時、ぼくが市川雄太にその不思議な力を使うのではないかと 心配した母親は唯一、親戚でぼくと同じ不思議な力を持つ秋山教授に 市川雄太との面会日までの一週間 ぼくを秋山先生のいる大学に通わせることにします。 この本のほとんどがこの秋山先生とぼくの 復讐とは何か。 罪とは何か。 罰とは何か。 の問答になるのですが、 このやりとりが本当に考えさせられます。 そして、いよいよ市川雄太との面会の日 市川雄太を前に ぼくはその力をとんでもないことに使います。 『あ～ そうきたか～ 』 帯の『その決意に、あなたは涙する』 え～え～涙しましたとも。。。 ふみちゃんのためにそこまで。。。 そしてその面会から一週間後 の秋山先生の言葉も泣かされます。 少しその力を理解するのに、 ぼくが小学4年生に見えないことに苦労しましたが 久々に良い本に出会えました。 これは二男だけでなく部活で忙しい長男にも 『俺は200ページ以上の本は読まね～ 』と言う三男にも 読んで考えてもらいたいと思っています  ふみちゃん、元気になってくれたらいいな
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そうきたか～
』と言う三男にも
