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朝から車で鬼のような移動の連続だった今日。
その途中で、大型家具店が目に入った。 大型家具店はバブルの頃ににぎわった業種のひとつだが、今はどこも閉店に追い込まれている。 一回「閉店セール」と銘打っていたある大型家具店に行ったことがあるが、それはそれはひどかった。それでなくてもひどいのに。 というもの、全くといっていいほどどこもかしこもメリットがない。値段、接客、やる気、すべてにおいてだ。 時代に乗って事業をしたのはいいが、結果的に時代に翻弄されてしまっている。 こうなると、もうマーケティングうんぬんのレベルではないと思った。 今年で大型家具店の閉鎖は3件も見ている。特に北海道の旭川は「家具の街」として知られていたが、その影は今は昔という感じだ。 ただ、時代とはいえ単なる[不況だから]、という安易な間違った原因の解釈では経営はいつも成り立っていかない。それもわきまえないと。 では「時代」とは何か? 私が思うに、人の価値観が知らないところで変わってくるのが「時代」と思っている。 それはジワジワきて、ある日突然ということもあるし、いろんなパターンがあると思う。 10代の頃は、若いことはなんでもできるし、時代をリードしているような錯覚を思えたりもしたが、よく考えると実はいろんなものや文化は大半は企業の思惑だったり、大人が浮くって来たものだったりする。 時代のことについて語ったらキリがないが、それでも意識をしていないとビジネスでも自己成長でも頭打ちになってしまう。それが私には怖い。 ※1990年くらいには「ムダ毛」「清潔感」「しょうゆ顔」なんてものが流行った。 今思うと、これらの価値観は一体どこへ行った?と思ってしまう。 昨日、あの伝説の番組「天才たけしの元気が出るテレビ」を見たら、ちょっとしたロケでも5000人の人が集まっていたりする。今ではそんな影響力のある番組なんて考えられない。その原因の一つに情報を得る媒体の少なさにもあっただろう。今ではインターネット・携帯・雑誌もフリーペーパーなどが増え、ひとつの情報の価値が媒体の多さで割っているくらいの価値観しかない。 「時代」。 それは、変えられるもので変えられないもの。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/06/21 06:51:51 PM
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