カテゴリ:持たない生活
今日は、私の青春時代~子育て時代をずっとともに過ごしてきた仲間との、お別れの日です。
その方のお名前は、「自転車」。 ↑うちは5人家族。。。なのに自転車が6台。玄関はこのような混雑状態。 夫の事務所移転にともない、健康のために「自転車通勤」にチャレンジすることになった夫。 運良くスポーツタイプの自転車を友人から譲り受けたため、自転車が増えてしまったのです。 このままだと自転車の出し入れが大変。そこで、「どの自転車をリサイクルに出すか」で、大もめにもめるわが家。 最初にターゲットになったのは、もっともガタがきている黒い自転車。 (前と後ろに子どもを乗せるカゴつき。たしか下の子が生まれたときに買った自転車) しかし、これには娘が猛反対。 「黒い自転車にのせてもらってパパと保育園にいったし、公園にも行ったし、思い出がいっぱいあるから絶対いや!」 それに対して息子は、 「一番ガタがきているのをリサイクルに出すべきとは思うけど、、、赤ちゃんのときからずっと乗っていたんだし、、、どうしても出さないといけないの?、、、」 と、暗い表情。 私も子どもたちの意見をきいていると胸が痛くなり、結局、2番目にガタがきている自転車(しかし最も古い)をリサイクルに出すことにした。 ↑この自転車は、私が独身時代からずっと乗ってきたもの。 こっちだって歴史があり、子供達との思い出がいっぱいである。 若い頃暮らしていた福岡から上京するとき、コイツも一緒にやってきたんだ。 心強かった。 はじめて子どもが生まれたとき、まだ腰のすわらなかった息子をどきどきしながら前のカゴに乗せて自転車に乗った。 雨の日も雪の日も、遠くの保育園まで子どもを乗せて、必死でこいで行ったなあ。 いろんな思い出がよみがえって、涙が出そう。 この自転車には、ほんとうに助けてもらった。 子どもたちがこんなに元気に育ったのも、私たち家族が身軽に遠出できたのも、ぜんぶあなたのおかげです。どうか、どこかで良いご主人様と出会って、天命をまっとうしてください。 これまでほんとうに、ありがとうございました。 ずっと暮らしをともにしてきたものとの別れは、ほんとうにつらい。 子だもたちはもう大きくなり、この自転車の前の「カゴ」に乗ることも、もうない。 私自身のひと時代が終わって、次に行くんだなあ~。。。という気持ちである。 ↓今朝、最後のお別れをする息子と自転車 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.07.13 08:47:43
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