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清掃生活 * seinarukurashi

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2007.03.06
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週末は二泊三日の大阪出張。
くたくたに疲れて自宅に帰ると、夫が
「池田晶子が死んだよ」
と言う。

心底驚いた。

あの若さで…というのもあるが、何より「ただでは死なない人」って感じがしていたもんだから。
5年ほど前に池田さんの著作にはまってから、彼女のほとんどの本を読んだが、お書きになっている内容の大半は理解不能ではあるものの(失礼)、大変おもしろかった。

私が一番好きなのは、「残酷人生論」と「死と生きる」の二冊。

残酷人生論.gif  死と生きる.gif

「残酷人生論」、意味不明なのに泣けてきた。あれはなぜなのかいまだに謎である。

「死と生きる」は、殺人犯との往復書簡。

獄中で回心したと言う死刑囚に「まだまだ甘い」と叱り飛ばし、彼が「死刑を受け入れ潔く死んでいきます」と言えば「かっこよすぎる。みっともなく命乞いをなさい」と迫る。

往復書簡が雑誌に連載され有名になるにつれ、彼は世間の評判を気にしながら文章を書くようになる。そんな彼に対しては、

「誰に向けて書いているのか。神に向かって書け」

と叱咤激励(↑名言ですね)。

鬼気迫るやりとりを読んで、池田さんって超人的で女王様みたい!(コワいけどかっこいい~!)と惚れ惚れした。
だから、お亡くなりになるなんて、想定外でした。
(しかも、陸田死刑囚より先に亡くなるとは…)

超人でも女王様でもなく、やはりひとりの人間でいらっしゃったのですね。。。
喪主が旦那さん(つまりご結婚なさっていた)というのも大変驚きました。

…なんて言うと池田さんはきっと、「ふん、くだらない」とおっしゃるにちがいない。
そんな池田節がもうきけなくなることが、ほんとうに残念なのです。





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Last updated  2007.03.06 08:35:35
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