309161 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

清掃生活 * seinarukurashi

清掃生活 * seinarukurashi

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2007.05.21
XML
カテゴリ:
死を想う.jpg

「死を想う~われらも終には仏なり」(平凡社新書)。

このありがちなタイトルの本に呼ばれてしまった。
つい買ってしまったのにはわけがある。

著者: 石牟礼道子 /伊藤比呂美

なんだもの!!!

最初このお二人の名前を見たときには、あまりの濃い組み合わせに、「うそお!」と驚愕。
これはおもしろそうだと本文をぱらぱらとめくると、対談ゆえか文字数が少なくて、すかすか。
え~これで、756円!?と一瞬萎える私。

しかーし! 冒頭に載っているお二人の写真(対談風景)を一目見たら、次の瞬間レジに持って行ってました(笑)。
まるで魔術?ですね。

なんというかこう、写真から伝わるオーラってありますよね。
そこに写っていたのは、この世のものとは思えぬほどの、お二人の鬼気迫る存在感(ほめ言葉です)。

伊藤比呂美さんは以前、ご自分の裸身の写真を載せたエッセイを発表されたことがあって、それも、「すごかった」。
写真、というか、そのお姿、というか、からだを通してあふれでる存在というか。

おっと写真の話ばかりしてしまった(…でもそれくらいインパクトあったのです)。

石牟礼道子さんといえば、「苦海浄土」。
私にとっては忘れられない一冊だ。単なるノンフィクションではなく、泥臭い人間の情念や尊厳を描いた文学のように読んでいた。
大宅壮一ノンフィクション賞を拒否(辞退)したところなんかも、私としてはしびれてしまうポイント。

でもその後は、石牟礼さんの本はほとんど読んでいなかったのです。
伊藤比呂美さんのほうは、もうそりゃあいろいろお出しになるので読んでいました。
だってすごいんだもん。おもしろいんだもん。人生が。

そんなお二人の対談なのです。
読んでいる間中、私はほんとうに幸せでした。

女でよかった、って思ったのです。

(つづく)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.05.21 17:17:13
コメント(2) | コメントを書く
[本] カテゴリの最新記事


PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

せれにてぃ

せれにてぃ

Calendar

Favorite Blog

まだ登録されていません

© Rakuten Group, Inc.
X