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清掃生活 * seinarukurashi

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2007.11.12
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カテゴリ:くらしのおそうじ
いや~、久々においちゃんに怒られちゃったな。

おいちゃんとはこの方、魚柄仁之助氏である。

私は、氏の実質的デビュー作「台所リストラ術」以来のファンである。
ファン、というよりは、お師匠様…と呼ばせていただきたい。

しかし、「元祖シンプルライフ」である氏の教えに出会って10年以上もたつというのに、不精の弟子である私は、いまだにシンプルライフにはたどりつけない修行の身。

そんな私が久々においちゃん(失礼…お師匠様)の新刊を手に取った。

「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」(朝日新書)
冷蔵庫で.jpg

「冷蔵庫の巨大化が、崩食を呼び寄せた!
「不要な買いだめ」「食の浪費」の戦犯は、あなた自身だった!」
というキャッチコピーがひたすら「痛い」。

「冷凍庫にストックしたままで食べもしない。
 そんな食生活が豊かなのだろうか?
 肉をたくさん囲い込むことで安心感を得てるっていうんだろうか?」
            (本書p16より)

ひ~ん、ごめんなさい~、それは私ですうう(泣)。
冷蔵庫内に死蔵品を増やし続ける私にとって、あまりにもまっとうな、しかし「こたえる」内容である。

しかし、おいちゃん(いや師匠)はそれだけでは終わらない。

冷蔵庫を巨大化しない生活術を、具体的に本書で伝授してくれる。
そして本書の後半に展開される、日本の食文化激変の歴史・フィールドワークの記録は必見である。
漁業と農業の変遷、工業化する農林水産業!?
こんな社会に誰がした!!(怒)
       …はい、私です。

これらの責任の大半は、私たち消費者にある。
私の暮らし方で、その責任を返していくしかない。

いたってまじめな本である。
しかし、じ~んと涙がにじむ箇所が三箇所。

ホームレスとサラリーマンの話。
大阪のイカ焼き店「牧野」の話。
そしてラストの「京王井の頭線の24分」は、感動のエッセイである。
電車の中で読んで、泣いちゃった。

おいちゃん(もとい師匠)の生き方のスタンスがここに現れている。
偉そうぶらず、大きくならず、ちいさいままの暮らしを大事にする彼の生き方の原点だ。

私も再度原点に戻って、一から出直します。





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Last updated  2007.11.12 10:34:46
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