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清掃生活 * seinarukurashi

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2009.01.04
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なぜわたしが、自分が育ってきた貧しい環境から抜け出せたのかを考えると、それは「神さま」がいたからじゃないかって思うことがある。

とはいっても、わたしは何かの宗教を信じてるわけじゃない。

でも、何かしら漠然とした「神さま」が、わたしの中にいる。
もしかしたら「働くこと」がわたしにとっての「宗教」なのかもしれない。

わたしは自分の中にある「それ」にすがって、ここまで歩いてきた。

(略)

まわりの大人たちを見てごらん。
下町の町工場のオヤジさんも、威勢よく声をはりあげている八百屋のオバちゃんも、ちょっとやそっとのことじゃあ、お店は閉めない。

生きていくなら、お金を稼ぎましょう。
どんなときにも、毎日、毎日、「自分のお店」を開けましょう。

それはもう、わたしにとっては神さまを信じるのと同じ。

毎日、毎日、働くことがわたしの「祈り」なのよ。



……(「この世でいちばん大事な「カネ」の話」理論社より)


美しい文章だなあ、と思う。
真実だよなあ、と思う。

ため息が出るほど美しいこの言葉を書いたのは、漫画家の西原理恵子さん。

彼女はリアリストだから、ここでいう「働く」とは「カネを稼ぐ」ということである。
しかしわたしはそれに、暮らしをいとなむ「しごと」も含めたい。

ご飯をつくり、掃除をし、子どもや老親の世話をすること。
それらも含めて、

『毎日、毎日、働くことがわたしの「祈り」なのだ』と。


「覚えておいて。
 どんなときでも、働くこと、働き続けることが「希望」になる、っていうことを。

 (略)

 人が人であることをやめないために、人は働くんだよ。
 働くことが、生きることなんだよ。
 どうか、それを忘れないで」

……………………(同書より)


子ども向けに書かれたこの本(実は、この本は息子所有のもの。正月に借りて読みました)。
新年早々、良い本に恵まれました(息子の本だけど)。

こんな時代だからこそ、おすすめします。







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Last updated  2009.01.04 18:50:06
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